北海道の片田舎で

仕事の関係で北海道の片田舎に住む事になった内地の人です。こちらでの生活も10年を超え、中古住宅+リノベ工事により、我が家も手に入れました。

人間は熱源?

先月は少し事情があり、この種の記事を上げられなかったので、今月まとめてパネルヒーターで使用したガスについて記載したいと思います。当初の目的は、今期パネルヒーターの燃料としてどれくらいガスを使用する事になるのか?という事だったのですが、先月と今月の使用ガス量から面白い事が分かりました。それは人の体は熱源となるのか?という事です。


まずは、先月と今月のガス使用量と一日の平均気温の推移のグラフを見てください。黒の点は、北海道の片田舎における例年の平均気温の推移、赤の点が今年の平均気温の推移、そして赤の線が今年の平均気温の近似線です。パネルヒーターの設定温度は常時20 ℃設定になっていますから、青の点線と赤の点が、実際にパネルヒーターによって暖められる気温差となります。


                                                   ガスの使用量と気温の推移


先月の暖房用途でのガス使用量は300 m3、そして今月分が282 m3となりました。しかし平均気温の推移を見ますと、先月は例年とほとんど同じ平均気温であった事に対して、今月は例年よりも平均気温がかなり下回っています(甚だしくは、平均気温が-17 ℃近くなった日があるって…どういう事ですかね…。)。そして平年どおりであっても、一年で一番寒い時期は1月の下旬から2月の上旬。


…という事は、本来であれば今月のガス使用量は、先月に比べて多くなっていなければなりません。ところが現実はこの逆。当初、今月のガス使用量を見た時、私自身は『?』と思いました。先月と今月の大きな違い…実は先月、家内と一緒に一週間程家を空けていました。勿論、この種のパネルヒーターを使用する暖房形式の場合、一端家の中が冷えてしまいますと、再び暖めるために必要な熱量は莫大な物になるため、1週間程度の外出であれば、そのまま付けっ放しにする方がお得です。


そして、外出していただけで、何故ここまで効率悪くなっているの?と考え、ふと思いつきました。人間って熱源だな…と。私達の体温は約36 ℃。私達夫婦の場合ですと、常時この熱源が家の中に一つか二つ存在していた訳です。という事は、この人体の熱源によって補完されていた分が、外出で無くなっていた為、余分にガスを燃やしていたのか…と理解しました。


考えてみれば、ここ北海道の片田舎では外気温が狂った温度ですから、人体の36 ℃でも十分に熱源として考える事が出来る訳です。今回示したグラフは平均気温の推移で近似線の式も出ていますので、この式を時間で積分して家の容積を使えば、理論的な必要熱量が出ますし、ここに更に先月と今月の実際にガスとして使用した熱量を考慮すれば、人の体温による熱効果が計算で出そうです…が、面倒なのでやりません(笑)。


とはいえ、ざっくり見てみると、二人分の体温…結構馬鹿にならないな…と思いました。という事は、家族が多ければ、同じ家でも少しガス代が浮くのでしょうね(その分、その他の費用が嵩みそうですが…)。



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船旅の予約

毎年、年度末の忙しさが一段落する三月末に、1週間程バカンスを取るのが、ここ数年の私の楽しみです。これまで年度末のバカンスは、台湾の台南辺りでノンビリ過ごすのが一番多かったのですが、今年は少し方針を変えて国内旅行としました。といいますのは、昨年の夏に仕事で台湾に行っていましたので、少し行き先を変えたいな…と。


ということで、今年は久しぶりに飛騨・高山+下呂温泉辺りに行こうかな…と家内と相談していました。ただ問題となったのは、どのように行くのか?についてです。普通に行くのであれば、飛行機で名古屋まで飛び、名古屋からJRという選択肢です。しかし偶には船でゆっくり移動したいな…と考えてしまった駄目夫婦でした。


船での移動を考えますと、苫小牧から仙台経由で名古屋港まで太平洋フェリーが出ています。昔々、名古屋→仙台は船旅を経験していますし、仕事で苫小牧→八戸の船旅も体験していますが、二日かかる苫小牧→名古屋は初体験。とはいえ折角のこの機会、船で移動する事に決めました。


太平洋フェリーのサイトを見ますと、アカウントさえ作ればネット経由で予約が出来る事も分かりましたので、早速アカウントを作って予約することに。アカウントを作ると、下の写真のような個人ページに移動する事が出来るようになり、ここから日程・行き先・部屋の種類選択などが出来るようになります。


こんな感じの個人ページに繋がります。


さて折角の船旅ですから、どのような部屋を予約するか?も重要です。以前フェリーを使用した際は、まだ若い頃でしたからザコ寝の2等和室でした。とはいえ流石に今回はノンビリする事が目的ですから、夫婦で二人部屋が良いな…と。また太平洋フェリーには大浴場があるのですが、時間によって結構混みます。さらに波が高いと大浴場は閉鎖。そうなると個室にバスタブかシャワーがあるとありがたい訳です。シャワーで我慢出来るのでしたら、1等客室でOK。とはいえ折角ならバスタブがあった方が…となり、結局特等客室を予約する事になりました。


太平洋フェリーの特等客室はこんな感じです。


最後に食事をどうするか…。一番安上がりな選択は、自分達で食事を持ち込むこと。今回は個室ですから、これでも全く問題ありません。次に安くあげるやり方は、フェリー内のカフェで食事+持込。しかし折角ですから、レストランで食べたい訳でして…。そうなりますと、太平洋フェリーが用意している片道フルパックが一番楽だな…となり、少し高くつく事を覚悟して、片道フルパックで特等客室の予約を…。


これが予約した時期の値段表。二泊で五食付いてこの値段ですから、飛行機移動+ホテル二泊と考えれば、特等客室でも安上がりのような…。


実際の船旅は来月末ですが、久しぶりの船旅に今から楽しみです。



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極寒の天体ショー(皆既月食)

今夜は久しぶりに皆既月食が見られる日という事で、是非観察しようと考えていました。ここ北海道の片田舎は空気も澄んでいますし、周りに灯りがあまりないため、このような天体ショーを見るには絶好の場所…なのですが、生憎現在は厳寒の冬。ここ数日、最低気温は軒並み-20度を下回っています。そのため今夜の天体ショーを見るためには、万全の態勢が必要であった事は言うまでもありません。


まずは昔、ノルウェーのトロンハイムで購入したエスキモー帽の準備です。流石にこのクラスの防寒用の帽子を使用すれば、頬や後頭部も完全にガード出来ます。また最低気温である-20度前後になるのは明け方頃。今回の月食を観察する時間であれば、せいぜい(?)-10度~-15度ですから問題ありません。


次にカナダで購入してきた羊の皮で出来た手袋も準備。この手袋の下に、更に綿の薄い手袋を装着するのですが、このクラスの手袋を使いますと、流石に北海道の片田舎の寒さでも問題なく外で活動出来ます。という事で、まずは防寒グッズをフル装備して準備完了です。


職場から戻る頃の時間の月はまだこんな感じでした。今日は満月だったのですね。


部分月食が始まるのが20時50分頃と言われていましたので、まずは21時30分頃に外に出たところ。だいぶ月が欠けてきていました。こうして見ると、通常の半月とは違い、欠けた部分も薄っすら見る事が出来るため綺麗なものですね。


今回の皆既月食の開始は21時50分頃でしたから、22時頃に再び庭に出たところ、皆既月食を見る事が出来ました。まだ皆既月食になったばかりの時間のため、月の右側に細く光が少し残っている姿がとても綺麗でした。


そして今回、食の最大となる時間が22時30分頃。同じ皆既月食でも、22時頃に見た月とは全く違う明るさで、空気が澄んでいる時の月食時に見る事が出来る、赤い月を見る事が出来ました。


今回の皆既月食の終了時間は23時10分頃。この少し前に再び庭で月を見ますと、光が左下から出てきそうな状態の月食を見る事が出来ました。22時頃に見た、同じような月とは逆方向に光の筋を見る事が出来ます。


そして23時30分頃、再び逆側の部分月食を見る事になり、これで今回の観察は終了。寒い夜でしたが、久しぶりに天体ショーを楽しむ事が出来、非常に満足しました。



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