北海道の片田舎で

仕事の関係で北海道の片田舎に住む事になった内地の人です。こちらでの生活も10年を超え、中古住宅+リノベ工事により、我が家も手に入れました。

ガスと灯油…どっちがお得?(北海道版)

北海道の住宅を考える際、必ず出てくるのがこの話題です。ガス給湯システムを使うのか、灯油給湯システムを使うのか…実際どちらが得なのか?という部分です。これについては、各家庭で事情が異なりますので、簡単に正解がどっち…という訳には行きません(実際に条件によって、金額が逆転します。)。とはいえ、特に本州などで計算を行うと、多くの場合において灯油の方がお得(同じ熱量を出すために必要な額を計算すると)という結論になるようです。


そこで今回、暖房器具という観点から、ガスボイラーと灯油ボイラーの比較をしてみました。暖房以外の部分については、後述したいと思います。


まずはガス側の条件です


1. エコジョーズを利用+セントラルヒーティング(料金プランが変わります)
北ガスの場合、このような条件ですと『ゆ~ぬっく24ネオ』というプランが準備されており、エコジョーズ+セントラルヒーティングの場合に適用されます。この場合、基本料金は80 m3を超える場合4,258 円ですが、単位料金は54.36 円/m3となっており、たくさんガスを使用する事が前提のプランとなっています。


2. 北ガスのエリア(料金プランが変わります+都市ガス13Aが使用可能)
前述したプランもそうですが、北ガスの料金はかなり安めです。また13Aの都市ガスが使用できるということは、発熱量が45 MJ/m3ですから、同じ熱量を使いたい際にガスの節約になります(同じ都市ガスでも、12Aや6Aですと発熱量が13Aと比べて小さいです)。


3. 暖房で使用するガスは11月~4月で全て使う想定(基本料金は6ヶ月分で計算)
北海道における一年で暖房に使用するエネルギーの平均値は、戸建てで11,900 kWh程と言われています。この熱量を6ヶ月で使用するという想定で計算しています。



次に灯油の条件ですが、こちらは簡単です。


1. 灯油の発熱量は36.7 MJ/L.で計算します。(出典は「省エネ法」省令別表)


2. 灯油の代金は、今の価格63 円/L.を使用


この条件で比較をしてみました。まずは北海道の戸建てで暖房として使用する一年間の平均的なエネルギーが11,900 kWhですから、これを計算しやすいように熱量の単位である(J)に変換します。1 kWh = 3.6 MJですから、11,900 kWhですと都合42,840 MJ…流石にかなりの熱量ですね。


今回の想定では、家の中でガスや灯油を燃やすわけですから、熱的な損失をとりあえず0と仮定して計算しますが、この42,840 MJを作り出すために必要なガスの量は約952 m3、そして灯油ですと約1,167 L.となります。灯油は1 L = 63 円で計算しますから、この場合は73,521 円(暖房としてのみ)となります。


一方ガスの場合…こちらは6ヶ月で使用する仮定ですから、952 m3を均等割りすると一ヶ月で約159 m3。この場合、『ゆ~ぬっく24ネオ』で計算しますと12,714 円/月ですから、総額76,284 円ですね。ということで、ガスの方が少し高いかな…という計算結果が出ました。とはいえ、これ少しカラクリがあります。


まず灯油ボイラーの場合、IHなどを使用し台所でガスを使用しない場合はこれで良いのですが、台所でガスを使用する場合、ガスの基本料金が入ってきます。こうなると…かなり微妙な感じですね。また北ガスの場合、エコジョーズを利用し北ガスの電気を使用するとなると…電気料金が下がる訳でして…。これらの事をトータルで考えますと、北ガスエリアの場合、ガスの方が得でない?という結論に至りました。(ガスの計算も6ヶ月均等割をしていますから、ここの部分で差が出てきますと、大勢に影響はないとは思いますが、少し微妙です)


ちなみに…今回の11,900 kWh/年という総量…これは現在の住宅に対応する数字のようですから、今回私が購入した中古住宅の場合…断熱性が悪くなるため、実際にはこの数字が増えると思うわけでして…。


試しに15,000 kWh/年でも同じ仮定で計算してみました。…そうすると驚きの額が出てきました。


ガスの場合:89,364 円
灯油の場合:92,673 円


あれ?逆転しているわ(笑)。まぁ、様々な仮定が入っているため、どこまで実情に即した形になっているか…こればかりは何とも言えませんが、少なくとも今回私の家の場合、ガス給湯を選択した事は、間違いではなかったのではないか…という結論となりました。


北海道の片田舎ですが…北ガスのエリアで本当に良かったです。ちなみに…暖房以外の給湯や台所の部分も考えていきますと…量を使えば使うほどガスが有利になる訳ですから、灯油とガスの差額は更に広がっていきますので、住宅トータルで考えても、この結論で良いような気がします。


やはり北海道の場合は、本州での計算とかなり変わってきますね(セントラルヒーティングを想定したプランが最初から準備されている訳ですから)。



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