北海道の片田舎で

仕事の関係で北海道の片田舎に住む事になった内地の人です。こちらでの生活も10年を超え、中古住宅+リノベ工事により、我が家も手に入れました。

施主による点検日

長かったリノベーション工事も終了し、引渡し前日の今日、施主である私達夫婦による最終点検日がありました。とはいえ、普段から工事現場に遊びに行っており、その都度工事を見ていましたから(水平機を使った測定もしていましたし…)、工事の不備の点検というより、それぞれの設備が予定どおり配置されているか?また床下点検口の部分もきちんと断熱材が入っているかなどといった、形式的な物に終わりました。



途中、サッシ屋さんも来まして、リフォームドアの取り扱い方法(丁度サービス期間のため、知らない間にe-エントリーと呼ばれるワンタッチ施錠がついたため、それの説明)の説明、そして工務店さんからは今後のメンテナンス工事が必要になりそうな大凡の時期などの説明もありましたが、特にこの段階では問題も出ずに終了。これで明日は、銀行内での手続きに問題が起きなければ、何事もなく引き渡しとなります。


昨日に美装工事も終了していたため、内部のフローリングなども非常に綺麗になっており、ようやく私達夫婦も完成形を見ることが出来ました。ほぼ私達が計画していた通りの仕上がりとなっており、最初の予想図がそのまま形になった…と思いますと、中古住宅のリノベーション工事とはいえ感慨もひとしおです。


北海道の片田舎では非常に重要となる、冬の快適性のための断熱については、結局現在のこの辺りの標準的な施工である床下150 mm、天井300 mmのグラスウールとなりました。また新設した窓は三協アルミのスマージュ、そして古い家からの流用部分はプラメイクの導入による三重サッシ、ドアは三協アルミのノバリス(K2仕様)となり、ほぼ現在の北海道の片田舎の標準的な断熱性能の家になったな…と思います。そういう意味では、導入したパネルヒーターは少し過大な性能になっていると思いますが、真冬の室温維持だけではなく、室温を上昇させる事も可能な性能…となりますと、丁度良い性能になった…と言えるかもしれません。


そして折角の施主による点検日でもありましたから、職場に転がっていた自分のサーモグラフィを持参して、隙間が空いていないかのチェックも実施。当たり前のことですが、隙間は空いていませんでした(笑)。ついでに窓部分の遮熱機能についてもサーモグラフィでチェックしましたが、窓部分は壁の性能には及ばないため、多少の温度分布はあるものの、ほぼ想定どおりの分布でした。すなわち当初の計算どおりの範疇に収まっていたため、これも非常に満足です。改めて今回の工事を担当してくれた工務店さんには感謝です。


ちなみにサーモグラフィで測定しますと、このように見ることが出来ます。見かけ上温度分布が広そうに見えますが、測定温度レンジが狭いため、この分布なら問題なし。久しぶりに使用しましたが、きちんと動作してよかったです。その内冬の寒い日にでも、それぞれの窓の性能チェックをしてみようと考えています(この場合は、断熱性能になりそうです)。


手前がスマージュ、奥が三重サッシの旧式窓。流石に三重サッシにしますと、遮熱という点では、新型の窓とそれほど性能は変わらないな…という測定結果になりました。窓直下の床部分は少し温度が低くなる(日光が直接当たっていない)傾向がありますが、パネルヒーターの熱源がその場所にあるため、冬については問題ありません。


明日の午前中はいよいよ引渡し日。そして明日の午後には、一部の新規家具の搬入も始まります。これから引越しまで1週間ちょっとですが、ここからは慌しい時間になりそうですね…。ある程度時間に余裕が出来ましたら、Web内覧会をやってみたいと思います。



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