北海道の片田舎で

仕事の関係で北海道の片田舎に住む事になった内地の人です。こちらでの生活も10年を超え、中古住宅+リノベ工事により、我が家も手に入れました。

中古住宅購入費用がほぼ固まる

本日、不動産屋さんから連絡があり、そろそろ住宅ローンの予備審査の書類を作成したいとの事。幸いにも夕方頃に抜け出す時間があったため、家内を連れて一路不動産屋さんへ出発。住宅購入費用などは手持ちの資金で問題ありませんが、流石にリノベーション費用を全て手持ちのお金で…となると、少し厳しくなるため、ある程度のローンを組むつもりです。


私も驚いたのですが、今の住宅ローンの金利、固定金利特約3年ですと0.35%、固定金利特約5年でも0.51%。金利が下がっている事は知っていましたが、ここまで下がっているとは思っていなかったので、不動産屋の子から事情を聞いて少し驚いたのが実情です。私のケースでは、6-7年で返済するプランですから、事務取引手数料が固定金利3年特約で借り入れ金額の1.08%、5年特約で借り入れ金額の2.16%という事を考えると、固定金利3年特約の方が得だな…という事になりました。


住宅ローンの本審査はかなり面倒という事を聞いていましたが、予備審査の段階でも結構色々と情報を記入しなくてはならないのですね…。まさか勤め先の規模や勤続年数まで聞かれる事になるとは、考えていなかったです(源泉徴収の紙だけで良いか?などと甘く考えていました。)。とはいえ、借り入れ金額はかなり少ないですし、車なども含めてこれまでローンを組んだ事がないため、不動産屋の子は『多分、問題ないのではないですかね…』などと言っていましたから、まずは泥舟(笑)に乗った気で、ドッシリと構えていれば良さそうです。


さて、折角不動産屋に行きましたから、この機会にこれから契約や決算で必要となる諸経費の計算をしてもらいました。幸いな事に司法書士からの見積もりもありましたから、かなり正確な数字になるのではないかな…と思っています。


まずは、今月の終わりに行う契約時に必要な経費ですが、


1.売買契約書貼付印紙の代金:500円 (1,000円を売主さんと折半)


以上


…今回は売主さんが手付金を要求していませんので、本当にこれだけです。契約の段階では、ほとんど必要無さそうですね…。



そして、実際に決算する際に必要な経費は次のようになりそうです。


1.住宅購入金額:5,000,000 円
2.登記費用:110,280 円
    所有権移転登記 69,100 円 + 報酬 34,000 円
    登記事項証明書 960 円 + 報酬 1,000 円
    不動産登記情報 1,340 円 + 報酬 1,000 円
    消費税 2,880 円
3.仲介手数料:226,800 円
    仲介手数料 210,000 円 (購入費の3% + 60,000円)
    消費税 16,800 円
4.固定資産税清算金:6,039 円
5.火災保険(10年分):113,630 円


以上


ということで、全部で5,457,249 円です。固定資産税の評価に使われている今回購入する不動産関係の資産価値も見せてもらいましたが、資産価値は購入金額とそれ程大きく変わりませんので、本当に良い買い物をさせてもらったな…と心から思いました。


また今回住宅購入にあたっては、自己資金で全て賄うため、通常であれば必要とする融資銀行保証料、銀行融資事務手数料、融資代行手数料が、この段階では必要ではなかった事もかなり大きかったのではないかと思います(これについては、リノベーションの段階で必要になりますから、結局はどこかの時点で払う訳ですが…)。


現時点ではリノベーションで必要とする見積もりがまだ何も出ていないため、少し総額の不安は残りますが、いずれにせよ住宅購入に必要な金額が粗方分かったため、まずは一安心と言ったところです。


引越しや家具代も含めて、目標値である2,000万円以内に収まりますかね…。


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ユニットバスを選ぶ

私は遡る事数年前、仕事の関係で東欧のとある小国に一年間、家内と二人で住んでいました。ところが、その時に住んでいたアパートは…風呂がない!な状態でして(シャワールームのみ)、とても困難な一年を過ごす事になった苦い記憶があります。滞在時にバスタブが使えたのは、時々周辺国に遊びに出た際、ある程度の高級ホテルに宿泊する時だけになりましたから…。途中、向こうの友人が気を使ってくれて、その国の『温泉』に連れて行ってくれたのですが…もう落ちは分かりますね?


入り口からして違う感じです。イタリアではありませんが、イタリア語のThermaeに近い単語なのですね…言語系がまったく違うのですが面白いな…と当時思っていました。


…そう、これじゃないんだよ…。私はO FU ROに入りたいんだ(笑)!



やはり私は心底日本人だった訳でして、お風呂が必要である!と、この時骨身に染みて感じた次第です(笑)。ということで、今回のリノベーションで導入するお風呂、これは私にとっては非常に重要な選択です。現在、私が居住しているボロ屋は、築40年以上の鉄筋製、そして風呂はなんと…バランス釜。私、ここに赴任してくるまでバランス釜など見た事もなかった人間でして…最初は物凄く戸惑いました。


そして…お風呂が狭いですから、足も伸ばせない…これでどうやってリラックスするのよ?という事で、今回のリノベーションでは、是が非でも足が伸ばせるお風呂にする…という点が譲れない条件になった事は言うまでもありません。これでよく十年以上耐えたものです…自分を褒めてあげたいですね(笑)。


今回購入予定の中古住宅ですが、元々のお風呂スペースは0.75坪。築34年の住宅ですから、この時代ではおそらく普通のサイズだったと思うのですが、やはりお風呂で足を伸ばしてリラックスする…という目的を考えますと、最低でも1616サイズのユニットバスを入れたい(160 cm × 160 cm)訳でして、0.75坪 → 1坪への間取り変更が必要です。


勿論ユニットバスのサイズとしては、(160 cm × 200 cm:1.25坪)の1620サイズ、(160 cm × 250 cm:1.5坪)の1625サイズもありますが、これらは基本的にお風呂の大きさは同じで、洗い場の大きさが変わるだけです。そのため私の目的のように、足が伸ばせるお風呂…という事でしたら、1616サイズで十分ではないだろうか?というのが私と家内の結論になりました。


そしてシステムキッチンをLIXILで購入する訳ですから、お風呂のユニットもLIXIL…となりますと、スパージュアライズリモアのシリーズからの選択になります。1.25坪以上をお風呂のスペースとして使用出来るのであれば、多少高くなりますがスパージュ一択なのですが、今回はスペースが1坪ですからアライズが良いな…と思い、とりあえずこれで決定。


こんな感じです。



次はどのようなオプションを付けていくのか…なのですが、私達夫婦からすると、足を伸ばしてお風呂に入る事が出来ればそれで良い…だけですから、まず浴室テレビやスピーカーなどは却下。ついでにマッサージ機能などが付いているシャワーなども、これはマッサージ機を購入すれば良いだけですから、これも却下。…のような感じで考えていきますと…ほとんどオプション要らないね…となってしまい、結果的に非常にシンプルなお風呂になりそうです。


以前、工務店さんとお話をしていた時に、新築の時は皆さん色々と機能を付けるのですが、結局生活をしていく上で使わなくなっていき、結果的に無駄な物を入れる事が多くなりますから、気をつけてくださいね…と言われていた事を思い出しました。たしかに最初は色々とあれもつけたい、これもつけたい…と思うのでしょうが、実際に生活していく事を考えると、最低限の物にしておいた方がシンプルで良いのかもしれません。


とはいえ、最後に迷ったのは浴室暖房。脱衣所はセントラルヒーティングのパネルヒーターが入る予定のため、これは問題ありません。浴室の中…浴室暖房どうしようかな…と思っていますが、現時点では保留です。それほど優先度は高くないので、予算的に余裕があったら入れても良いかな…と思っていますが、果たしてどうなることやら。


結果的に最低限のオプションを付けるだけになりますから(入り口のドアを片引き戸にするなど)、風呂全体では定価で約110万円程度となり、これも完全に予算内に収まりそうです。






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システムキッチンを選ぶ

今回の中古住宅購入&リノベーションの計画ですが、諸経費や引越し代金、新しく家具を購入する予算全てを合わせて2000万円以下にしたいな…という考えで行っています。勿論、この土地に最後まで永住する事を考えれば、予算の上限は一気に跳ね上がりますが(たぶん注文住宅になるような…)、リタイアしたら本州に戻る事を考えると、この辺りの予算で何とかしたいな…というのが正直なところです(6-7年のローンで終わらせたい…)。


今回の中古住宅の購入金額が500万円ですから、様々な諸経費を最大限見積もって+100万円といったところでしょうか(たぶん+90万円を切るかな…と思っていますが)。そうなると、引越し代金+新しく購入する家具代を200万円程度と考えると…今回のリノベーションで使用出来る予算は、大体1200万円といった感じになります。そして今回の中古住宅の床面積は約27.6坪ですから…たぶん大丈夫かなと考えています。


そうなると…水周りにはそれなりにお金かけられそうだな…と思い、まずは今回の新居で使用予定のシステムキッチンから家内と考えました。システムキッチンでは、タカラスタンダードのホーローキッチンや、パナソニックの機能性溢れるシステムキッチンなどがあります。とはいえ、予算+機能+デザインを考えると、私達はLIXILのキッチンが良さそうだな…と考えました。飛びぬけて良い部分…となると、少し微妙な評価が与えられているLIXILのキッチンですが、総合的に考えると非常にバランスが取れているので、今回のケースでは最も良い選択肢ではないかと思います。


そんなアバウトな理由ではありますが、LIXILのシステムキッチンにする事を決めた私達夫婦、次はどのシリーズのキッチンを入れるのか?という難問にぶつかりました。候補としては、リシェルPLATリシェルSIです。どちらのタイプも非常に機能性が高いのですが、コンセプトが少し違います。リシェルPLATの方は家具の一部のような感じ、これに対してリシェルSIはあくまでも機能を追及したタイプ。今回のリノベーションでは、間取り変更を勿論行う訳ですが、新しい間取りのお手本は、昔仕事のため欧州で暮らしていた際に経験した、仕切りのない一つの大きな空間で、キッチン+リビング+書斎を楽しめる間取りです。そうなると、家具のような感覚で楽しめるリシェルPLATかな…とも考えたのですが、家内の次の一言でリシェルSIに決定。


「今回の間取り、たぶん広さ的にアイランドタイプのキッチンや、ローカウンター付きの対面キッチンは厳しそうだよ?だったら、壁付きI型の一番シンプルなタイプにした方が良さそうだから、家具というよりキッチン機能重視で良いんでない?」


たしかに、カウンターキッチンを使用しないとなると、壁付けのキッチンですから、家具の一部というよりはキッチンスペースを完全にキッチンとして使用する…な感じがむしろ正解です。という事で、機能性を重視したリシェルSIに決定。そして形も家内の意見に従い、I型の2550mmに決定(一番スタンダードな形です。)


次に決める事は、ガスにするのかIHヒーターにするのかです。とはいえ、これは都市ガスが使えると分かった時点でガスに決めていたため、この選択肢はあっさり決まりました。どうやら比較的楽に決まりそうだな…思っていたのですが、ここからが地獄の始まりになる訳でして(家内の我侭が炸裂)…。シンクのコートなどは最初から導入するつもりでしたし、食洗機も導入予定、色合いも比較的安いタイプで決まっていたのですが、この他のオプションが…(笑)。


家内の我侭炸裂No.1 (レンジフードの攻防)


「なぁ、レンジフードなんやけどな?これの掃除は絶対大変な事になるんよ。だから、この掃除のやり易いレンジフードがええんや。これでええやろ?それとも何か?あんたが掃除してくれるん?」


「・・・・・・」



レンジフードタイプの変更 (通常→SERエコタイプ)
お値段 +162,500円 也



家内の我侭炸裂NO.2 (クイックパレットの攻防)


「なぁ、これも欲しいんや。洗い終わった物を置いておくスペースは前から欲しかったんや。これもつける。あんたもちゃんとした料理食べたいやろ?」


「ちょっと待て!お前、これがないから料理が出来ないとは言わさんぞ!」


「なんでもいいから、これも欲しいんや!」



クイックパレット追加
お値段 +81,000円 也



家内の我侭炸裂No.3 (ダウンウォール+クイックポケットの攻防)


「なぁ、後これも付けて欲しいんや。調味料とかがパッと取れるとありがたいんや。後な?これも欲しい。背低いから、これがあると上の棚から取り出すの便利なんや。毎回脚立を取りに行くのは、可哀想やろ?」


「ちょっと待て!クイックポケットはいいけど、こっちはあかん。高すぎる。どうしても欲しいなら、お前にも働いてもらうぞ!」


「いやや!絶対に働かん!…分かった、手動の方で我慢する。」


「・・・(まぁ、手動の方なら予算内か…)」


開き扉ダウン・クイックポケットLED付き 追加
お値段 +149,000円 也


こんな感じで色々とオプションなどが増えていき、結局は定価で1,400,000円を超えるシステムキッチンになってしまいました(壁付きI型なので、安くなると踏んでいたのですが…)。まぁ、当初予算もそれくらいで考えていたため、予算内に収まったと言えばそうなのですが、オプション付けていくと一気に上がっていきますね。もっともこれは定価ですから、実際にはこれの6割から7割+工賃といった感じでしょうか。


ちなみに…実家の私の母は、今回の倍以上のレベルのシステムキッチンを導入していまして…それに比べれば今回の家内の我侭はまだマシか…と思えてしまうところが…悲しいところです(笑)。





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