北海道の片田舎で

仕事の関係で北海道の片田舎に住む事になった内地の人です。こちらでの生活も10年を超え、中古住宅+リノベ工事により、我が家も手に入れました。

リノベーション工事の見積書(第三段)

今日、工務店さんから三回目の見積書が届きました。昨年の12月に打ち合わせを行った件が反映された見積書です。ザッと見たところ、おそらくこれで決定かな…といった感じで、ようやく今回のリノベーションの全体像が見えてきました。


一番最初に出て来た予算を大幅にオーバーした見積書から、予算内にある程度収まりそうな見積書にようやくなりました。という事で、これまでの検討箇所の修正を確認するためにも、最初の見積書からの変更点をまとめてみたいと思います。


工事の合計金額 14,787,910円→12,279,470円
消費税     1,183,033円→982,358円


総額 15,970,942円→13,261,827円


お約束ではありますが、消費税死ね~~!…という事で、消費税を含めて最終的に約270万円の減額となりました。ここからは一つ一つの工事の項目を考えていきます。


1. 仮設工事費 537,015円→537,015円 変更なし
この項目は工事を行うにあたり必要となる仮設トイレや、産業廃棄物の処理費用、養生費などが含まれていますので、工事を行う以上必要となる項目のため、工事内容の変更に関わらず一定となる部分と考えています。そのため変更はありません。


2. 木工事費 1,806,484円→1,683,484円 -123,000円
この部分は解体費や大工作業費などが含まれている項目になります。当初計画していた2階部分の間取り変更を取り止めているため、これに必要な大工作業費が減額されました。また一階部分については完全な改修となり、新たな柱も入るため、これに必要な木材の費用も計上されています。


3. 内装工事費 610,332円→610,332円 変更なし
ここは壁や天井のクロスの張替え、トイレや脱衣所のクッションフロアなどの費用となります。これは当初の計画から変更点はないため、費用の変更もありません。


4. 建材工事費 925,240円→753,950円 -171,290円
この項目は、石膏ボードや構造用合板など、内壁部分に該当する建材関係の費用が計上されています。この部分も二階の間取り変更が中止になったため、ここで必要となる筈だった建材が減額となっています。ですから、二階の間取り変更による減額はかなり大きかったと考えています。


5. 防寒防湿工事 758,639円→317,839円 -440,800円
付加断熱工事+壁の総取替えを中止したため、付加断熱工事に必要とされていた断熱材(ネオマファーム)の部分が減額となっています。ただし床下断熱及び、屋根の葺き替え工事に伴う天井部分の付加断熱工事はそのままを計画しているため、半額程残っています。工務店さんの話では、壁を捲った部分に対してガラスウールを追加する場合があるため、この部分で実際に工事費用が+100,000円程必要となる可能性があるそうです。こればかりは、空けなければ分からない部分のため、致し方ありません。


6. 内装建具工事費 417,000円→405,610円 -11,390円
ここは建物内部のドアであったり、収納スペースのドアになります。二階の間取り変更の中止に伴い、必要となるドアの数は増えていますが、その分全体的にグレードを落していますので(引き戸から開き戸に変更など)、結果的に約1万円の減額となりました。


7. 住設機器 1,990,760円→1,779,270円 -211,490円
一般的に水回りと言われている部分です。この減額はトイレの変更による物なのですが、最終的に提出したシステムキッチンに見積書が対応していない感じがしますので、この値段は保留です。とはいえ、おそらくこの金額周辺に収まると考えています。


8. 金属樹脂建具工事費 1,133,740円→1,071,740円 -62,000円
この部分はサッシや玄関ドアの項目になります。当初は壁工事も含めていたため、それに伴い全てのサッシを取り替える予定でしたが、壁工事を中止するため現在ある三重サッシについてはそのまま使用して、最内側のみを複層ガラスのプラメイクに変更します。ただ、リビングスペースの最も広い窓のみは、最新タイプの窓+テラス窓に完全に変更予定です。これらの変更に伴い、最終的に約6万円の減額となりました。


9. 左官工事費 124,200円→124,200円 変更なし
これは玄関部分のリフォーム工事のため、変更なしです。


10.給水給湯暖房換気設備工事費 2,786,596円→3,010,856円 + 224,260円
当初は二階部分の間取り変更を考えていたため、二階の部屋にはパネルヒーターを一枚にする予定でした。しかし間取り変更を中止したため、各部屋毎にパネルヒーターが必要となり、ここで一枚追加。また一階部分についても、家具配置の再考察により全ての窓の下にパネルヒーターを設置する事が出来るようになったため、ここでも一枚パネルヒーターを追加しています。ですから、この二枚分のパネルヒーターの追加分がこの値段変更になっています。その他の給水系、換気設備系について変更はありません。この項目は増額になってしまいましたが、結果的にはこの選択で良かったと考えています。


11.電気設備工事費 852,970円→599,230円 -253,740円
この項目の減額は、照明器具は自分達で準備するため、そしてネットワーク系の設備も自分達で準備するためになります。ですから実質は-150,000円程と考えています。またコンセントの数などについても変更しており、これらの変更は増額の形で反映されています。


12.屋根工事 966,264円→1,295,944円 +329,680円
その名の通り、屋根工事の費用です。今回は完全な葺き替え工事を希望しているため、この金額になります。この増額分は、壁工事を取り止めにしているため足場を作る費用がこちらに移された事、そしてバルコニー部分の修復をこの項目に入れてもらいました。


13.外壁工事 1,878,670円→90,000円 -1,788,670円
外壁工事の取り止めのための減額です。一部費用が残っているのは、サッシを完全に取り替える箇所のみ外壁工事が必要となるため、これに対応する費用になります。


以上になりますが、大体自分達の希望と現実のすり合わせが終了したかな…と考えており、良い見積書が出て来たと思っています。この後はこの見積書をベースに、実際にコンセントの位置の確認などが必要となりますが、一番難しい部分の一つが終わったかな…と考えており、少しだけホッとしました。


実際の工事はまだ先ですが、ようやく形が見えてきた…といったところでしょうか。



にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村


にほんブログ村 住まいブログ リノベーションへ
にほんブログ村


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

床材の色を考える

今日は昼過ぎから細かい雪が降り始めた北海道の片田舎ですが…明日は吹雪く予報が出ており、雪かきの労働的に本当に勘弁して欲しいものです。来週の水曜日にも再び東京行きが待っていますし、早く止んで欲しいですね。


さて、今回のリノベーション工事についてですが、工務店さんの都合もあり、工事開始までもう少し時間的余裕があるため、色々と考えることが出来るのは利点ではありますが、なかなか決定出来ないという欠点でもあります。最近様々なサイトで、実際に新居を建てた人達が後悔している部分を挙げている情報などを見ますと、年齢と共に理想とする家の姿が変わっていくようですから、最初から最後まで満足出来る住宅というのは、存在しないのかもしれません。


とはいえ、このような情報を見直していきますと、ある程度の部分までは後悔している箇所に類似性があるな…とも思えてきました。これまで私達夫婦が見てきた情報の中で後悔している…という箇所で多かったのは、


1. 床の色
2. 壁紙
3. コンセントの数と位置
4. 扉の開く方向など


勿論、この他にもウッドデッキや吹き抜け、リビング内の階段など、様々な点が挙げられていますが、特に多いのが上述した四点のような気がします。この中で壁紙などについては、主に子持ちの家庭でその傾向が多いようですが、これについては私達夫婦の場合は、あまり関係ないな…と思いました。といいますのは…元々無地の白地で一番単純な壁紙を考えているため、後悔する要素が全くないからです。


また扉の開く方向、コンセントの数と位置については、実際に設計した住宅で住んでいる姿をきちんと考えれば、ある程度分かってくる…という事もありますから、これについてはそれなりに後悔する事があるかもしれませんが、完全に後悔する事はないだろうな…とも思っています。


そして意外だった点が、実は1の床の色だったりします。今度の工事では、和室は無くし、全てをフローリングに変更する計画にしており、その際に使用する床材は、DAIKENのフォレスティアという合板にする予定でした(無垢材は手入れの問題から、私達夫婦としては候補に入っておらず、機能性とコストを考えてこのシリーズを選んでいます)。そしてこのシリーズ、色を6種類から選択出来るようになっていますが、私達夫婦はティーブラウンと言われるオーソドックスなフローリングの色か、焦茶系のダルブラウンを考えていました。


ティーブラウン


ダルブラウン


年齢的にある程度落ち着いた色もありかな…と思っていたため、ダルブラウンの床材にして、白い壁にするのも良いな…とは考えていたのですが、様々な情報を見て行きますと、焦茶色の床にしますと、室内が少し暗く見えて部屋を狭く感じる…そして埃が目立つ…などと書かれています。たしかに写真などで見る限りでは、シックで落ち着いた印象を持ちますが、実際に住んでみると感じ方が異なってくる…という事なのかもしれません。


逆に白色系の床材の場合は、髪の毛などが目立つ…という情報も書かれておりまして、このように考えていきますと、結局昔ながらのオーソドックスな色が一番良いのかもしれないと思うようになりました。そして床材をこの色で決定しますと、先日購入を決めたソファーについても少し色合いを変更した方が良いかもしれないな…と思いまして、おそらくソファーの色、そして最終的にはカーテンの色なども当初の予定から床材の色(ティーブラウン)に合わせて変更する事になりそうです。


まぁ、写真などで見ますと、少し変わった色であっても、『あ~、こういうのもありかもしれないな…』と思うのですが、実際に毎日それを見る事を考えると、昔からの色合いというのが一番良いのかもしれないな…と思えてしまう私は、もう年を取ってしまったのでしょうね(笑)。



にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村


にほんブログ村 住まいブログ リノベーションへ
にほんブログ村


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

この時期の東京行き

正直に言いますと、この時期に北海道から航空機を使用した出張…あまり行きたくありません(笑)。といいますのは、この時期はどうしても天候によって航空機が遅延&欠航となる可能性が高く、予定がたてにくい…という理由があります。実際のところ、今回のように東京行きでしたらまだマシなのですが、これが雪国に向う出張となりますと、雪国→雪国の航空便となり、天候によるリスクが一気に跳ね上がる訳でして…。


とはいえ、こちらも仕事ですから、行きたくないから行かない…という訳にはならないのが辛いところです(もっとも、立場的にある程度の出張であればコントロールする事ができますが…)。という事で、現在仕事のため東京滞在です。ちなみに…来週も東京出張が一件、さらに翌週は仙台への出張が一件…勘弁して欲しいです。この状態では、とても新居の工事の計画など考えている暇はありません。そういう意味では、工事が春になり新年度になってから…というのは、むしろ歓迎すべき事かもしれません。


さて、そんな久しぶり(2ヶ月ぶり?)くらいの東京ですが、今回はいつもの定宿ではなく、久しぶりに御茶ノ水周辺で宿泊です。学生の頃は、東京に学会などで来ますと、よく秋葉原で遊んでいましたが、この辺りもだいぶ昔と雰囲気が変わったな…と思いますし、外国人も増えたな…と久しぶりに秋葉原の町を歩いてみて感じました。


そして…折角秋葉原の町を歩いた訳ですから、ここは一つ、秋葉原名物でもある健康にはとても悪い物を夕食として食べなくてはいけません。流石にここに来て、『健康に留意してオーガニックな食事を…』なんて馬鹿な事は考えられる訳がありません。今回選んだのは、北海道の片田舎ではなかなか食べることが出来ない、つけ麺。


つけ麺にも色々ありますが、ここまで来たからには、やはりこのつけ汁が非常に濃厚なタイプが良いな…と思い、某店に入店。ここのつけ麺のつけ汁は、非常に濃度が高く、太麺だからこそ、適度に汁を絡めることが出来、それほど濃い味で食べなくても済む…という非常にギリギリのバランスの上に成り立っている料理です。味自体は非常に濃厚な鰹出汁。ここのつけ麺、体には悪いだろうな…と思いつつ(塩分的に)、ついつい食べたくなってしまう訳でして…。もう若くないですから、麺の量は自重して300 gで注文。若い頃は500 gでも行けましたし…もっと多い量も注文出来ますが、流石に今はそれにトライしようとは思えません。


これを食べて、久しぶりに秋葉原の空気を堪能し、満足した状態でお茶の水のホテルに戻る事が出来ました。途中、こちらも久しぶりの参拝になりましたが、神田神社にも立ち寄りお参り。ここも非常に綺麗にライトアップしていまして…なかなかこの雰囲気は北海道の片田舎では味わえませんので、久しぶりに楽しむ事が出来ました。


し…仕事の方は…こっちはボチボチと行ったところでしょうか。私のような不真面目全開の北海道の片田舎に引き篭もっている人間としては、仕事はボチボチ、人生Enjoy & Exciting(何処かで聞いた事がある駄目な言葉ですが)の精神で頑張っています(笑)。



にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村


にほんブログ村 住まいブログ リノベーションへ
にほんブログ村


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村