北海道の片田舎で

仕事の関係で北海道の片田舎に住む事になった内地の人です。こちらでの生活も10年を超え、中古住宅+リノベ工事により、我が家も手に入れました。

海外のお客さんを知床へ

昔お世話になった海外の上司が日本に来ていたので、北海道に招待して講演をしてもらう事にしました。そして当時の同僚も、その上司と一緒に日本に来ていたため、その同僚もついでに招待。もちろんついでに講演もお願いしました。ということで、久しぶりに真面目に仕事をした訳ですが、やはりお客さんを招待した以上は、接待もしなくてはいけません。


北海道の片田舎まで来てもらった訳ですから、やはり世界遺産の知床だろうな…と思い、今回は海外からのお客さんを知床に連れて行く事になった訳です。上司達は旧ユーゴスラビアのスロベニアから来ていますが、流石に知床の名前は知っていたようで(まぁ、日本と結構関係があるため、知っていてもおかしくないのですが)、今回知床に行けるという事が分かった時は、非常に喜んでいました。


まずは北海道の片田舎から知床に車で移動です。途中、オシンコシンの滝などでトラップされながらも、なんとか遊覧船の出航時間にはウトロ港に到着する事が出来ました。


オシンコシンの滝。この時期は水量も豊富なようで、迫力満点でした。


知床の大型観光船には二つのルートがあり、一つは硫黄山までのルート、もう一つは知床岬の先端まで行くルートです。勿論今回は折角の機会ですから、知床岬の先端まで行くルートを選択。所要時間は3時間45分程。10時出航ですから、昼食は遊覧船の中でとることになるため、予めコンビニで食料を購入してから乗船です。それにしても…購入した昼食なのですが、私がサンドウィッチで、上司達がお握り。どちらが海外からの観光客か分からないような選択肢になりました。


遊覧船の最初の見所は、やはりカムイワッカの滝。車で内部まで入って見る温泉の滝も良いのですが(時期が悪いと入れません)、船から見るカムイワッカの滝も雄大で素晴らしいです。


また遊覧船から岬方向を見ていますと、至る所に漁師さんの番屋も見る事が出来、非常に楽しいです。海側も海側で楽しいイベントがあり、今回はイルカの群れを見る事が出来ました。


そしていよいよ岬の先端に到着。森繁久彌の知床旅情の歌詞ではありませんが、はるか国後をぼんやり見る事が出来ます。上司達も日本の先端を見る事が出来たようで(島の領有権の話はこの際置いておき…)、とても喜んでいました。


そして船を下りたら、次は知床峠です。時間がもう少しあれば、カムイワッカの滝まで車で行く事も考えたのですが、日帰りでは少し厳しそうだったため、知床峠が次の目的地となりました。


知床峠から見る羅臼岳。


そして知床峠からも、はるか先に国後島をボンヤリと見る事が出来ます。


今回は、遊覧船からイルカだけではなく、熊も見られましたし、お客さんもかなり喜んでくれたようです。船の中では、島の帰属の件についてもいろいろと話をしましたが、あちらさんも(ユーゴの時代に)ロシアには酷い目にあっていた国ですから、結構日本側に同情的だったりする訳で…以外と面倒な話題でも普通に話が出来てしまいました(英語で…というのがやっかいな点ですが)。


最後に夕食は、北海道的な寿司。観光地ではない漁師町の普通の寿司屋で食べる寿司は、値段もさることながら、最高です。この寿司の迫力には上司達も非常に驚いていました。元上司は女性の方なので、『ミニサイズ』を注文したのですが…ミニサイズでも超山盛り。ノーマルサイズにいたっては…。ノーマルサイズは、これで2,500円。知床の観光地で食べると、おそらく1.5倍はするような…。ちなみに…ここのチラシ寿司ですが、海産物を食べても食べても、なかなか御飯の層に到達出来ません。これこそが北海道の片田舎のお寿司なのです(笑)。


今回は久しぶりに欧州に居た頃の上司を北海道に招く事ができ、また満足してくれたようで、とても良かったと思います。北海道の片田舎も捨てた物ではありませんね。




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