北海道の片田舎で

仕事の関係で北海道の片田舎に住む事になった内地の人です。こちらでの生活も10年を超え、中古住宅+リノベ工事により、我が家も手に入れました。

BBQをしない庭

札幌の中心部ですと、今やそのような事もないと思うのですが、私が住んでいる北海道の片田舎では、家の庭でBBQをやる事を無上の喜びと考えている家庭が今でも多いようで、夏になりますと各家庭の庭からBBQの良い香りが立ちのぼっています(甚だしくは、かなり寒くなる晩夏でさえも、ガレージ内で換気扇を回しながらBBQに興じる家庭も…)。


これについては、以前不動産屋さんで中古住宅を探している際に強く感じました。私達夫婦が中古住宅のカタログを不動産屋さんで見ていますと、後から入ってきた若い夫婦が新築のための土地を探していました。そして不動産屋さんに対して


「この土地の広さでは、庭でBBQやるのは難しいですかね…。」


と尋ねていました。ふと横をチラリと見ますと、その夫婦が見ていたカタログの土地の広さは、私が見た限りでは、上に建物を建てて残った部分が庭…BBQはちょっと厳しいんでない?な感じの広さだったと思います。ところが対応していた不動産屋さん曰く


「大丈夫です!皆さん、これくらいの土地でも建物建てて庭でBBQやっていますから、問題ありません!」


えぇぇぇ…と心の中で声をあげた記憶があります(笑)。まぁ、周りの家が皆BBQやっているのであれば、問題ないのかもしれません。…おそらく本州でこれやりますと、間違いなく総スカンですが、ここは北海道。大丈夫なのです!…たぶん。


勿論、私達が今度購入する中古住宅も、以前の日記で書きましたように、それなりの庭スペースがあります。とはいえ、既に日本庭園風になっていますので、BBQを行う…となると、ちょっと難しそうかな…とは思います(無理すれば、砂利のスペースで出来そうですが…)。


私達夫婦がこの物件を購入しようと決めた頃、売主さんと一緒にそのお庭を眺めていた際、「…この庭はなんとか残したいな…」と私はボーッと考えていたのですが、売主さんの家族から、「少しお庭を改造すれば、BBQも出来ますよ」と言われた記憶があります。


私自身は、職場の若い衆とBBQを楽しむ事もありますので、BBQは結構好きなのですが、家の庭で…となると、少し抵抗感がある人間です。キャンプ場などで…なら良いのですが、自宅の敷地で…というのは、何か嫌でして…。そんな事もあって、自宅の庭でBBQをする事をそもそも想定していませんでした。ですから『少し改造すれば、庭でBBQも…』と言われても、エッ?な感じだったのですが、おそらくこの考え方は、少なくとも今私が住んでいる所では、異端なのかもしれません。


という事で、今度のリノベーションでお庭を改造する予定はないのですが、ふとBBQをすると考えた際、どんな感じに庭を改造するべきか?と考えてみたのです(やる気もないのに考えてしまうのは、私の悪い癖なのですが)。まずは…今の売主さんから受け継ぐ予定の日本風庭園の半分…いえ2/3を潰し、残った日本庭園風スペースをブロックで囲む形で隔離…そして潰したスペースに人工芝を導入。さらにBBQ用の小型ログハウスでも入れれば…幸いにもお庭スペースに水道と電源は既にありますから、水と灯りは確保可能。


今度のお庭、岩は無かったと思いますので、木の撤去だけですと、それ程高額にはならないと思いますが、それでも20万円~30万円は必要だと思います。そして人工芝の導入。とある工務店では、6,000円/m2程度で施工との事ですから、7m×5m程度やるとなると…21万円程?それに…BBQ用のミニログハウス…130万円也!…却下です、却下。


もう少し廉価版にしてみましょう。庭を潰して人工芝導入…そしてウッドデッキを少し導入。間口:3間(約5.4 m)、奥行:4尺(約1.2 m)ですと、23万円程。その他もろもろを合わせても、全部で100万円は切りそうですね。ということで、BBQのために100万円使うのか?なのですが、まぁ、私の価値観的に、これは無しですね(笑)。とはいえ、自宅でBBQがしたい!という人であれば、十分考慮に値する金額なのかもしれないな…とふと考えてしまいました。


結論:うちは、BBQを『しない』庭にする予定です。


明日は中古住宅の契約の日になります。いよいよこの日がやってきました。



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ガーデンハウス…いります?

今日も仕事で札幌に滞在です。とはいえ、一日中職場で缶詰という訳ではないため、折角の晴天に恵まれましたので、昼休みを利用して北大の植物園に行ってきました。札幌のど真ん中にこれだけの規模で自然が残されている事は驚きです。(とはいえ、札幌から車を少し走らせれば、すぐに自然一杯になるのですが…)。


札幌のど真ん中で、この光景を見る事が出来る訳ですから、多少の入場料には納得です。


晴れた日なので、のんびり散策がしたい…というのも、勿論目的の一つですが、ここに来た理由は二つあります。一つは、ここの植物園には高山植物を集めた区画がありまして、それを見に来ました。今度購入する中古住宅の庭園には、以前にも書いたように、現在の売主さんが昔集めた高山植物が植えられています。そのため、どのような高山植物があるのか、実物を見て名前のチェックが出来たらな…と思ったのですが…『無駄』でした(笑)。私のような素人が判別出来るような物ではありません。これは、適当な時期に専門の業者さんに見てもらうしかなさそうです。


もう一つの目的は、ここの温室を見に来ました。この植物園には、とても大きな温室がありまして、北海道であるにも関わらず、南国の植物や蘭などを見る事が出来ます。北海道で居住する場合、一年の半分は冬ですから、景色がモノトーンになってしまいます。そのため、ガーデンハウス(サンルーム?)のような物を家の庭に併設して…という家も時々見かけまして…。実際にそのような物を導入した場合、どんな感じかな…というのを、ここの温室で見てみようと考えた訳です。


温室に入りますと、まずお出迎えしたのは、三尺バナナ。私が居住している都市の知り合いは、自宅にサンルームのような温室を併設しており、バナナを育てています。ですから、実際に我が家である程度の規模の温室を作れば、このようなバナナを育てることも可能なのかもしれません(冬の燃料費は凄い額になるのでしょうが…。)。


この他にも、このような蓮の花も…。これを導入しようと思うと、かなりの規模の温室が必要ですから、流石にこれを個人宅で行うのは、少し厳しいですね…。


…そして圧巻は、食虫植物の園(笑)。ウツボカズラやら、その他の食虫植物の楽園…素敵過ぎます。こんな物を個人宅の温室で育てていたら…間違いなくご近所さんから、変り者扱い間違いなし!本当のところ、やってみたいですけどね(笑)。所狭しと口を開けているウツボカズラさんや、その仲間達が素敵過ぎます。


これらの素敵な植物達を見て、家内と『これは素晴らしい。我が家でも是非…』などと言っていたのですが、温室を外から見て、意見が180度変わりました(笑)。温室の中、何を育てるかにも拠るのですが、かなり湿度を上げなくてはいけません。窓の結露が…(笑)。とてもではありませんが、このような物を個人の家で管理するのは厳しすぎます。いえ、植える植物を選べば問題ないのかもしれませんが(サボテンなど、乾燥雰囲気が必要な植物なら…)、折角なのでバナナなどを…となると、かなりの覚悟を持って実行しなくてはなりません。


流石にそこまでやるとなると大変ですし、費用もかかってしまいますから、やはり今回の新居では、ガーデンルームやサンルームの導入は止めた方が良さそうだな…と温室を見て感じました。まぁ、今あるお庭だけでも十分楽しめそうなので、無理をする必要はないのかもしれません。


最後に、折角なので北大の銀杏並木も見てきましたが、こちらはまだ少し早かったようですね…残念。



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リビングスペースの妄想(ソファー選び)

折角札幌に来ているので、少し行ってみたいお店があり、時間を見つけて少しお出かけしました。新居を手に入れ、リビングスペースを考える際、おそらく誰もが考えるであろう家具の専門店が札幌にありまして…。それは『ソファー』です。


ソファーには、リビングスペースの大きさや生活スタイル、そして予算に応じて、様々な価格の物があります。ある人は簡易的な二人用のソファーであったり、西洋のアンティークソファーを選ぶ人も居れば、大型のコーナーソファーを選ぶ人も居るかと思います。そして、今日私が家内と一緒に来ている札幌には、自分達の希望通りの大きさにソファーを作ってくれるオーダーメイドソファーのお店がありまして…今日はそのお店に行ってみました。


オーダーメイドと言っても、ある程度スタイルは提案されておりまして、こちらとしては自分達の間取りにあった大きさ、そしてソファーの固さ、生地などを選べば良いようになっています。ですから、実は非常に簡単に自分好みのソファーを注文出来る訳です。今日行ったお店は bloccoと言うお店でして、札幌の中心部に近いサッポロファクトリー三条館にその店舗が入っています(工場などは別にあるようです)。


行ってみてびっくり。あります、あります。それ程大きな店舗スペースではないのですが、様々な基本となるスタイルのソファーが所狭しと置かれています。全てを見ていると大変ですから、まずは自分達に合うスタイルを考えてみました。我が家で使用するソファー…どのような条件が必要なのだろうか…と考えますと、次のような条件になります。


1. 家内がトド(笑)のように寝転がる予定のため、少なくとも三人用以上の長さが必要である。しかしリビングスペースを考えると、長さは最大で2400mm以下が望ましい(家内の切なる望み)。


2. 家内が少しでも掃除をサボるため、ルンバを導入する予定。そのためソファーの下にルンバが入り込めるように、下が空いているタイプが必要である(家内の要求)。


3. 家内が寝転がった状態でゴロゴロする予定のため、カウチタイプが望ましい(家内の絶対的な要求)。


4. 家内がゴロンと転がる際、あまり柔らかすぎると気分良く転がれないため、程よい固さが必要である(家内の好み)。


5. 家内が寝転がる際、皮製のソファーは肌触りが良くないため、布製が望ましい(家内の好み)。しかし、布製でもゴワゴワした肌触りは望ましくない(これも家内の好み)。


…なんてことでしょう。結局は、私の家内が引っくり返ってゴロゴロする事に特化したタイプのソファーが必要なようです(笑)。これらの要望をオブラートに包んだ表現で係りの人に伝えたところ、いくつかのスタイルの提案がありました。


まず紹介されたのは、『ドルチェ』と呼ばれるシリーズ。このシリーズをカウチセットとして導入した場合、長さが2280mmになりますので、我が家のリビングスペースを想定した時に、丁度良い大きさです。またソファーの下の部分が空いているのでルンバも使用可能。ただし、背もたれの部分が一体型のため、ソファーの掃除という点では少し難あり…と言った所でしょうか。


次に紹介されたのは『レオンカウチ』と呼ばれるシリーズ。一応『レオン』と呼ばれるシリーズもあるのですが、こちらはオットマンが付くだけでカウチタイプではありません。したがって条件1と3を満たせないため、家内によって却下されました(笑)。こちらは長さが2370mmとの事で、かなりギリギリなのですが、係りの人が言うには、長さをある程度短くする事は可能との事で、これは候補になります。さらにこのシリーズは、背もたれの部分も含めて全てカバー式になっているため、ドライクリーニングにはなりますが、洗濯が可能。これは有力な候補です。


最後に紹介…と言うよりは目が行ったシリーズとして『チェロ』と呼ばれるシリーズです。これはソファー自体が流線型になっており、非常にデザインに優れたソファーだな…と感じました。長さも三人用を選択すれば1860mmですから、全く問題ありません。ただ…三人用の場合ですと、他の二つに比べて少し小振りかな…とも思います。またこのシリーズだけは、デザインが特殊なため、長さ調整が出来ないとのこと…これは少し微妙ですね。


という事で、おそらくレオンカウチのシリーズを入れる事になるのだろうな…と思います。個人的には非常に気に入りましたし、ある程度自分で選択出来る(長さなども含めて)という部分が非常に良いな…と思いました。


さて…次に問題になったのは、どのようなカバーを使うのか?という事です。


レオンカウチの価格表を見ますと、やはりカバーによってかなり値段が変わってきます。一応ソファーの予算は40万円以内としていたため、正直どれでも良いのですが、やはりお値段は気になります。


まずは条件5があるため、皮製は全て却下。そしてLXシリーズというのは、ペットなどが居る家庭用…との説明がありましたから、これは必要ないという結論になりました。そして、それを踏まえたうえで様々なカバーを実際に見せてもらい、手触り等も楽しませてもらったのですが…やっぱり高いものは高いだけある!というのが結論です(笑)。


これらはEXシリーズのカバーの一部なのですが、手触り等が他のシリーズとは全く違います…。そして色合いも、他のシリーズは結構明るい感じの色が多いのですが、このシリーズは渋い感じの良い色合いがありまして、部屋全体が落ち着く感じになりそうです。そんな事を考えていますと、家内が即断「これにする!」。鶴の一声でした…。家内が選んだ色は、これらの色の内、上段の真ん中にある緑系の色。たしかに床の色を考えると非常に良いと思いますし、個人的にもこれらの中から選ぶとすると、この色か下段の真ん中にある渋目の青でしたから、悪い選択肢ではありません。まぁ、夫婦ですから似た者同士なのかもしれません。


いずれにせよ、新居はまだまだ先になりそうですが、使用予定の家具等は探せる時に探しておかなくてはいけませんので、今回は非常に有意義な時間となりました。おそらくは来年度に入り、リノベーション工事の目処が立った時点で注文する事になりそうですが(注文から納品まで2-3週間程かかるとのこと)、やはり気に入った物を入れたいですから、このような部分で手は抜けないな…と今回強く思った次第です。



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