北海道の片田舎で

仕事の関係で北海道の片田舎に住む事になった内地の人です。こちらでの生活も10年を超え、中古住宅+リノベ工事により、我が家も手に入れました。

実験1(室内と外の温度測定)

今日は久しぶりに少し昼間に時間が空いていた事、そして昼間にも関わらずここ北海道の片田舎では気温がマイナスになっていた事から、新しく購入した我が家で実験(温度測定)をしてみました。勿論、まだリフォーム工事も引越しもしていないため、ガス・電気・水は来ていません。そこで、室内に熱源が全くないこの状態で、外気温がマイナスの場合、室内はどの程度の温度になっているのだろうか?という温度測定です。


早速家内を連れ、また温度計を持参して購入した家に行ったのですが、入り口から躓きました。…雪が積もっているわ…。いや、当たり前と言えば当たり前なのですが、先日降った雪がそのまま積もっており、家の入り口まで新雪が敷き詰められた状態です。まずは予め物置に置いておいたスコップを使って、家の入り口までの道を切り開くところからスタートです。幸いなことに庭のスペースがかなりあり、雪を捨てる場所は確保されていたため、ある程度の労働でなんとか道を切り開くことに成功。この時点で、体は熱くなったのですが…まずは外気温を測定しますと-5℃。


いや…一応晴天でまだ真昼間。太陽もちゃんと照っているのですが、マイナス…。嫌になってくるとは正にこの事です。流石に-20℃を下回る時のように、肌に痛さを感じるという訳ではありませんし、丁度体を動かした後ですからそれ程寒い…とは感じないのですが、それでも嫌になってきます。


とりあえず気を取り直して、風除室のガラス戸を開けて中に入ると…あれ?少し暖かく感じる…と思いました。この感じですと、太陽の熱自体は窓の部分から室内に入っている筈ですから、室内がマイナスになっているという事はなさそうです。玄関の扉を開けて家の中に入り、そのまま居間スペースに移動。そして再び温度計で室温を測定です。


室温は7℃。プラスだ…良かった…と感動してしまった私は、もう駄目かもしれません(笑)。たしかに昼間で太陽光が室内に入っているため、それなりに熱は入っている…とは考えていましたが、それでも熱源が全くない状態で、外気温よりも10℃以上高いという事実はありがたい事です。それなりに熱は閉じ込められているようですね。


そしてもう一箇所調べたい温度がありまして…。それは三重サッシになっている開口部の真ん中のガラス窓と最も内側のガラス窓の間の温度です。つまり二重サッシの状態と三重サッシの状態で、どれ程温度が違うのだろうか…という事なのですが、これがなかなか面白い温度になっていました。


ちょっと写真ではボケてしまっているのですが、間の空気の温度は3℃。最も内側の窓付近の室内の温度が5℃程になっていましたから(部屋の中心付近は7℃)、三重サッシにする事で少なくとも2℃程違うようですね。外気温が-5℃で、室内に熱源が全く無い状態でこれだけの差が出ているわけですから、三重サッシの効果はかなりありそうだな…と思いました。


今回のリフォームでは、この最も内側の窓を取り外し、ここにプラメイクのペアガラスを入れる予定のため、今回の測定以上の断熱効果が期待出来ます。ということは…少なくとも二階部分のサッシは完全取替えをしない予定でしたが(最内側の窓をプラメイクのペアガラスに交換のみ)、意外と大丈夫なのではないでしょうか。これにカーテンを二重にすれば、おそらく寝室として使用するには、何も問題なさそうです。


正直温度測定をするまでは、いくら昼間でも外気温を考えると室温もマイナスになっている可能性があるな…と心配していたのですが、少し安心しました。



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どのようなカーテンが良いのか?

♪雨は夜更け過ぎに、雪へと変わるだろう♪は、本州の歌。この歌も北海道の片田舎に来ますと、♪雪は夜更け過ぎに、氷へと変わるだろう♪と歌詞が変わります。実際、今朝から降っていた雪が夕方頃に止み、帰宅後に車に積もった雪を落そうと外に出た頃には、既に半分程が氷と化していました。


新しい住宅に移れば、屋根付きの車庫がありますが、現在居住中のあばら屋には、そのような洒落た物はなく、野外の駐車場です。この苦労もこの冬が最後か…と思えば、なんとか耐えられそうですが、それでも結構キツイ作業でありまして…早く引っ越したい~と心から思う今日この頃です。


さて、このように寒くなって来ますと、やはり現在居住中の家の性能の低さが堪えてくる訳です。何が寒いのか…これは間違いなく開口部の窓の部分です。これでも一応、二重サッシですから、本州の普通の住宅に比べれば断熱性能は高いのですが、ここは北海道の片田舎。冬の最低気温は-20℃以下になる厳寒の土地です。


私のように古い住宅に住んでいる北海道民はどのように耐えているのか?と言いますと、1.ストーブをガンガンに炊き続ける(多少の外出はストーブを付けっぱなしでGO!)、2.開口部は二重のカーテン(ミラーレース+断熱&遮光カーテン)、3.二重窓の内側に断熱シートを張る、4.窓の下部に断熱用のボードを設置。


以前にも書きましたが、結局は窓の部分を如何に保護するか?これが重要です。もう少しお洒落な家でしたら、窓の下に熱源を設置(セントラルヒーティングのパネル)し、最も熱が逃げる部分を暖めます(物理的にはこれが一番効果的でして…家の中心部にストーブを設置するのは実は駄目なんですよね…。といっても、他に設置場所が無い場合は仕方ありませんが)。ちなみに…私は本州の人間ですが、生まれも育ちも北海道の同僚は、『北海道の住宅では、ストーブをガンガン炊き、冬でもTシャツ一枚で過ごすのがあるべき姿!』などと主張しておりまして…地球環境にとても挑戦的な生活を送っているようです(笑)。


今度リフォームを行う住宅は、今の住宅程悲惨な状態ではないと思いますが(信じますが)、やはりそれなりに古い住宅ですから、ある程度住宅の基本性能以外の部分でも断熱を考えなくてはいけません。何度も言いますが、私は本州の人間ですから、灯油やガスを湯水の如く使用して熱を発生させる事には、『少しだけ』抵抗があります。となりますと、家の内部で発生させた熱をどのようにして逃げないようにするのか…という事ですが、今回のブログ記事ではカーテンについて考えたいと思います。


カーテンにはレースカーテンと遮光カーテンの二種類を使用する事を想定していますが、それぞれのカーテンにおいて、断熱性はどれ程確保できるのか?と調べてみました。まずはレースカーテンについてです。私の当初の印象では、レースカーテンは視界を遮るためで、断熱性能は遮光カーテンの方で確保する…と思っていましたが、今のレースカーテン凄いですね。


少し検索してみますと、断熱レースカーテンと呼ばれる物があるようです。これは高密度に編まれたミラーレース生地とボイル生地を縫い合わせた物であったり、セラミックス粒子を練りこんだ物(どのような材料を練りこんでいるか記載されていないため、効果は不明)などがあります。ただ…色々なカタログを見ていて気になった点があります。それは特性評価の項目が意味不明な記載がされている事です。


例えば、断熱効果率10%upと書かれていても、何に対して10%upしたのか分かりませんし、どのような項目において10%upしたのかも分かりません(まさか、熱貫流率が10%低下した…なんて事はないでしょうし…。)。ある程度良心的なサイトですと、試験方法などがきちんと記載された上で、その性能が書かれていますから、このような情報ですとこちらも安心出来るのですが…ちょっとね…なサイトも結構ありました。


とはいえ、きちんと性能評価をしている会社のサイトの内容を信じるのであれば、レースカーテンだけでも結構大丈夫かも…とは思います。窓の部分はペアガラスや、三重サッシになっていますから、ミラーレースカーテンの断熱性能だけでも大丈夫そうなんですよね。もっとも、おそらく保温効果であったり断熱効果をきちんと確保するのであれば、やはり分厚い生地の遮光カーテン側かな…とは思います。


流石に分厚い生地となる遮光カーテンで断熱性能をある程度追求するとなると、本体生地+アルミコーティング+チタニアコーティングのような三層構造のカーテンなどが良さそうかな…とは思いました。この辺りのカーテンになりますと、内側と外側で5℃程変わる(それだけの断熱性能)ようですから、やはり今の住宅と同じように、ミラーレース+遮光カーテンの二重にして、両方に断熱性能を付与する…というのが、北海道的な解決策になりそうです。


しかし…今回改めて断熱カーテンという品物に特化して調べてみましたが、性能評価については各社共通の指標でやってもらいたいな…と本当に思います。この点、住宅の性能については、熱伝導率であったり熱貫流率であったりと、通常の物理で使用する指標がそのまま使われていますから、こちらは比較したり理解しやすいんですよね…。



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仲介?をしてもらった『床屋さん』に御礼

私達夫婦が今回中古住宅を購入するにあたっては、以前『運命の出会い』で書きましたが、不動産屋さんではなく、床屋さんでの縁が切欠となっています。その後、私達夫婦も色々と所要がありましたし、床屋さん夫婦も丁度海外旅行に行ってしまっていたため、なかなか御礼を言う機会がありませんでした。


そこで折角の休みですし、床屋さん夫婦も丁度旅行から帰ってきたようなので、今回の一連の出来事の御礼という形で、今日は菓子折りを片手に挨拶に行ってきました。床屋さん夫婦は、売主さんが家を引払うギリギリのタイミングで挨拶に行っているようなので、今回の一連の経緯は既にご存知ですが、やはり私達夫婦もきちんと御礼をしておきたいな…と考えた訳です。


いつもでしたら私一人で床屋に行く訳ですが、流石に今回は少し事情が異なります。という事で、家内も同伴する事になりました。考えてみれば、女性の人が床屋に行く事はまずない訳ですから、家内としても少し楽しみだったようです(たしかに美容室とは雰囲気違いますし…)。


私がいつもお世話になっている床屋さんは、もうかなりの年齢になりますが、夫婦二人で商売をしています。若い頃は東京で働いていたこともあるようですが、何かの切欠で生まれ育った北海道の片田舎に夫婦揃って戻り床屋を開業したそうです。私自身は職場に近いこともあり、こちらに来て比較的早い時期からお世話になっていました。


ここからはあくまでも個人的な考えになりますが、このように地元で古くから商売している所でお世話になっていますと、時々このような事もあるのだろうな…と思いました。やはり長年商売をしていますと、色々と地元の情報は集まってくるでしょうし、そのような情報はなかなか外に出てこない…という事が結構ありそうです。


床屋さんに夫婦で行きますと、丁度そこのご主人も奥さんも店に出ていまして、笑顔で私達夫婦を迎え入れてくれました。


「今回は本当にありがとうございました。おかげさまで、職場に近い所に家が手に入りまして…本当に助かりました。」


「いやいや、私等は丁度お客さん(売主さん)が来ていて、ただ紹介しただけだから…。それにしても、本当に良かった、良かった。」


というような感じでお話をしまして、ようやく御礼を言う事が出来ました(次に散髪に行く時となりますと、流石に少し遅くなりすぎですし…)。そして、やり残していたことが無事に終わって、少しホッとしました。あとは順調にいきますと、来年の3月頃に工事が始まり、5月頃に引越し…になると思いますが、なんとか今回の運をそのまま持ち越して、無事にいけたらな…と思います。



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