北海道の片田舎で

仕事の関係で北海道の片田舎に住む事になった内地の人です。こちらでの生活も10年を超え、中古住宅+リノベ工事により、我が家も手に入れました。

暖炉がある居間の風景

昨日の日記のとおり、職場の仲間と共に帯広の近くの中札内という場所にある、コテージに来ています。名前はフェーリエンドルフという場所でして、私は時々長期休暇で利用している場所なのですが、ここは何度来ても楽しいです。


On-seasonですと、コテージの外でBBQも出来ますし、リスが敷地内を走り回っている姿も見る事が出来ます。またここで栽培されている野菜などは、自由に使って良いことになっていますし、各コテージには台所など一式が揃っているばかりか、ピアノが配置されているコテージまであります。


ここのコンセプトはドイツの田舎の風景…らしく、建物についても内部に至るまで、その方針が貫かれています。そのため、コテージの内部は少し日本の通常の風景とは異なりますし、暖炉まで配置されている凝り様。勿論管理棟で薪を購入すれば、それらの暖炉を実際に使用する事も出来ます。…そんな内装の素晴らしさもあり、実を言いますと現在計画している中古住宅のリノベーション、ここのコテージの内部からヒントをもらったアイデアも入っています。


例えば、この壁や柱、梁の使い方。工務店さんからは、一部の柱を残さなくてはいけないかもしれない…と言われています。ですから、例えば残さなくてはいけない柱の部分を、このように一部壁を残す…しかし向こう側は見える…ような形にデザインするのも面白いかな…と考えています。


また、この居間スペースの暖炉。これは非常に素敵な設備になっておりまして、火を入れると非常に温かく、実際の暖房器具として十分に使えます。私も自分の家にこんな物があったら良いな…とは全く思いませんが(こういう物が使いたい時は、ここまで来るほうが維持も含めて安上がり)、それでも火が直接ついて暖めてくれている事に対する心理的な温かさ…結構馬鹿に出来ないかもしれません。


という事で、結構こんな感じの居間スペースなども考えているのですが、こうやってワザと梁が見えている…というのも、デザイン次第では非常に美しいな…と改めて感じました。取り入れる事が可能な部分は、是非取り入れたいな…と思っています。


それにしても…気楽に楽しめる職場の仲間と一緒なのですが…それでも家族旅行よりは気を使いますので、少し疲れました(笑)。



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コタツを出す

流石に北海道でも早すぎる雪。先日降った雪でしたが…私の思いも虚しく…積もりました(笑)。今日は一応雪止んだのですが…溶ける気配もありません。まさかの11月上旬からの根雪の可能性があります。非常にショックです。私、この北海道の片田舎に越してきて早11年になりますが、これ程早い根雪は初めてです。いつもでしたら12月の上旬頃なのですが、一ヶ月も早いとは…。


幸いなことに車のタイヤは既に交換済みのため問題ありません(実は、明日・明後日と道東の中札内という場所に、職場の面子で旅行に行く事になっており、フェーリエンドルフというコテージに宿泊予定です。そのため早めにタイヤを交換していました。)。とはいえ、家の中が…。既に何度もこのブログで紹介していますが、私の現在の居住場所は築45年ほどのあばら家。とてもではありませんが、石油ストーブだけでは寒いですし、断熱性能の問題から、ストーブをつけ続けますと、あっという間に灯油がなくなってしまいます(これを健康で文化的な最低限度の生活と言って良いのだろうか…)。


そんな事もあり、我が家では冬になるとコタツを使用しているのですが、まさかこの時期にコタツを出す事になるとは…な状態です。勿論コタツについては、いつ出しても良いように、既に今年分のコタツ布団などは購入済みでしたが、まさか11月の初旬から使用する事になるとは考えてもいませんでした。


コタツを使用している人はよく分かると思いますが、足元が暖まりますと、ストーブ控えめでも問題ありません。実際に、我があばら屋でも、コタツを導入前と導入後では、灯油代が全く違っていました。とはいえ…おそらく、このコタツを使用するのも最後の年になるような…。おそらく新居になりますと、セントラルヒーティング導入ですし、断熱も現在の家から各段に改善されるでしょう。となると、このコタツは暖房器具としてもう必要ないか…とも思いましたが、実際はもって行く事になりそうな…。


といいますのは、コタツに入っての鍋…これは、至高のひと時です。コタツに入り、手だけを伸ばして鍋をつつく…これぞ日本人の醍醐味!と声を大にして主張したいところです(笑)。一応新居でも、現在の設計どおりであれば、今使っている小型のコタツを置くスペースはあるでしょうから、鍋のためだけだとしても、コタツは必須!…というような感じで、どんどん家具が増えるのでしょうね(笑)。


困ったものです。


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売主さんに最後の挨拶

契約書に印鑑をつき、売主さんも今週の週末に引越し、そして来週の中ごろに決算が待っています。契約書の印鑑をついた後、売主さんと連絡をした際に、最後にもう一度会ってお話しましょうという事になっていたため、今日の休みを利用して、再び売主さん宅に家内と一緒にお邪魔する事になりました。


今日は、北海道の片田舎はまさかの雪…積もりました…はぁ。流石にまだ根雪にはならないと期待しますが、それでもこの時期に雪が積もる光景は勘弁して欲しいです。幸いなことに、私が現在居住している建物と売主さんの家は近いため、既に雪が数cm積もっていましたが、徒歩でお邪魔する事にしました。


今週末に引越しを控えていますから、売主さん宅もかなり整理が終わっていました。そして引越し前に私達に渡しておきたい物や情報のやりとりがあった訳ですが、今回とてもありがたい物を貰いました。物と言いましても、情報が書かれたメモ書きです。メモ書きに書かれていたのは、まだ売主さんの旦那さんがしっかりしていた頃に書かれたと思われる、庭の庭木に関する情報です(引越しの整理の際に見つかったとの事)。


以前より売主さんから聞いていたのですが、売主さんの旦那さん、物凄く几帳面な方だったようで、庭の庭木などについても名前を全て残してくれていたようです。勿論、そのメモが書かれてから時間が経過していますので、今も同じ物が残っているのか?というのは、少し分からないと売主さんも言っていましたが(いくつかの植物は無くなっているのではないか…との事です。)、それでもこのメモ書きがあるのと無いのでは、大違いです。


残念ながら庭にはもう雪が被っていたため、今日は確認することが出来ませんでしたが、春先辺りにでも、図鑑の写真と照らし合わせる形で、ゆっくり名前を確認していくことになりそうです(これについては、工事中でも問題ないでしょうから)。とはいえ、私はこれまで植物の事を専門に勉強したことはありませんから、完全な手探り状態になるため、どれだけ時間がかかる事やら…。


渡されたメモ書きを確認しても、現時点ではチンプンカンプンです(笑)。「ツツジ」だけでも5種類あるのですが…この判別が出来るのやら…少し心配しています。ちなみに植えられているとされる「ツツジ」は以下の五種類。



1. ドウダンツツジ
調べてみますと、本来は本州の温暖な岩山に生えているようですが、寒冷地でも耐えられるとのこと(だからこそ、北海道の片田舎のお庭にあるのですが)。また秋には真っ赤な紅葉も楽しめるようで…結構見栄えが良さそうですね。別名を灯台ツツジとも言うらしく、5月頃に白い小さな花を咲かせるようです。



2. エリモツツジ
これは盆栽にする事も多い花のようですが、ドウダンツツジとは違い、ピンク色の八重咲きのようです。このツツジは耐寒性が強く、寒冷地でも地植え出来る種のようですから、越冬は問題なさそうです。花はドウダンツツジと同じで5月頃のようですから、ドウダンツツジの白と、このエリモツツジのピンクは綺麗なコントラストになる…かな?



3. 恵山ツツジ?
メモ書きにはこのような文字が書かれていますが、私が調べた限りでは、この名前のツツジはありません。ただ、函館に『恵山つつじ公園』という北海道では有名なツツジの名所がありますから、ここで売主さんの旦那さんが、購入したのではないかな…と思います。ひょっとしたら、ここの公園で有名なエゾヤマツツジの事を書いているのかもしれません。エゾヤマツツジですと、エリモツツジよりも濃厚な赤色の花のようですし…色々と違う色のツツジが楽しめそうです。



4. 黒船ツツジ
これは中国東北部やロシア極東部に自生するツツジのようで、江戸時代初期に日本に渡ってきた外来種のようです(だからこそ、黒船なのかも…)。ツツジの中ではかなり大輪の花のようで、別名『ツツジの女王』との事…。色は薄い紫のようなピンクですかね…。今も庭にこれが残っているとなると、どのような花が咲くのか楽しみです。



5. むらさきツツジ
多分、エゾムラサキツツジの事だと思います。これは流石に私でも知っています。ちょっとシワっとした綺麗な薄紫色の花が咲くツツジでして、これは5月頃にこの辺りで見かけます。とはいえ…調べてみますと、絶滅危惧II類(VU)に入っているようでして…、この辺りでは普通に見かけるだけに、エッ?な感じです。ということは…これ、もし今も庭に残っていたら、頑張って育てなくてはいけないという事ですかね…。



以上、リストに載っていたツツジだけを見ても5種類。この他にも、リストにはまだかなりの植物の名前が載っていまして…これを把握するだけでも結構大変な事になりそうです。もっとも売主さん曰く「何もしなくても、ちゃんと自生しているし、越冬も出来るから大丈夫ですよ」との事。少し安心しました。


いずれにせよ今日、売主さんに最後の挨拶も出来ましたし、これでいよいよ来週には決算があり、所有権が移るのだな…という実感が出てきました。売主さんからは、来年の春頃に此方に一度来るという事を聞いていますし(本拠地がこちらですからお墓などもありますし、親戚もこちらに残っています)、まだ工事中だとは思いますが、その時にでもまたお話できたらと思っています。


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