北海道の片田舎で

仕事の関係で北海道の片田舎に住む事になった内地の人です。こちらでの生活も10年を超え、中古住宅+リノベ工事により、我が家も手に入れました。

売主さんに最後の挨拶

契約書に印鑑をつき、売主さんも今週の週末に引越し、そして来週の中ごろに決算が待っています。契約書の印鑑をついた後、売主さんと連絡をした際に、最後にもう一度会ってお話しましょうという事になっていたため、今日の休みを利用して、再び売主さん宅に家内と一緒にお邪魔する事になりました。


今日は、北海道の片田舎はまさかの雪…積もりました…はぁ。流石にまだ根雪にはならないと期待しますが、それでもこの時期に雪が積もる光景は勘弁して欲しいです。幸いなことに、私が現在居住している建物と売主さんの家は近いため、既に雪が数cm積もっていましたが、徒歩でお邪魔する事にしました。


今週末に引越しを控えていますから、売主さん宅もかなり整理が終わっていました。そして引越し前に私達に渡しておきたい物や情報のやりとりがあった訳ですが、今回とてもありがたい物を貰いました。物と言いましても、情報が書かれたメモ書きです。メモ書きに書かれていたのは、まだ売主さんの旦那さんがしっかりしていた頃に書かれたと思われる、庭の庭木に関する情報です(引越しの整理の際に見つかったとの事)。


以前より売主さんから聞いていたのですが、売主さんの旦那さん、物凄く几帳面な方だったようで、庭の庭木などについても名前を全て残してくれていたようです。勿論、そのメモが書かれてから時間が経過していますので、今も同じ物が残っているのか?というのは、少し分からないと売主さんも言っていましたが(いくつかの植物は無くなっているのではないか…との事です。)、それでもこのメモ書きがあるのと無いのでは、大違いです。


残念ながら庭にはもう雪が被っていたため、今日は確認することが出来ませんでしたが、春先辺りにでも、図鑑の写真と照らし合わせる形で、ゆっくり名前を確認していくことになりそうです(これについては、工事中でも問題ないでしょうから)。とはいえ、私はこれまで植物の事を専門に勉強したことはありませんから、完全な手探り状態になるため、どれだけ時間がかかる事やら…。


渡されたメモ書きを確認しても、現時点ではチンプンカンプンです(笑)。「ツツジ」だけでも5種類あるのですが…この判別が出来るのやら…少し心配しています。ちなみに植えられているとされる「ツツジ」は以下の五種類。



1. ドウダンツツジ
調べてみますと、本来は本州の温暖な岩山に生えているようですが、寒冷地でも耐えられるとのこと(だからこそ、北海道の片田舎のお庭にあるのですが)。また秋には真っ赤な紅葉も楽しめるようで…結構見栄えが良さそうですね。別名を灯台ツツジとも言うらしく、5月頃に白い小さな花を咲かせるようです。



2. エリモツツジ
これは盆栽にする事も多い花のようですが、ドウダンツツジとは違い、ピンク色の八重咲きのようです。このツツジは耐寒性が強く、寒冷地でも地植え出来る種のようですから、越冬は問題なさそうです。花はドウダンツツジと同じで5月頃のようですから、ドウダンツツジの白と、このエリモツツジのピンクは綺麗なコントラストになる…かな?



3. 恵山ツツジ?
メモ書きにはこのような文字が書かれていますが、私が調べた限りでは、この名前のツツジはありません。ただ、函館に『恵山つつじ公園』という北海道では有名なツツジの名所がありますから、ここで売主さんの旦那さんが、購入したのではないかな…と思います。ひょっとしたら、ここの公園で有名なエゾヤマツツジの事を書いているのかもしれません。エゾヤマツツジですと、エリモツツジよりも濃厚な赤色の花のようですし…色々と違う色のツツジが楽しめそうです。



4. 黒船ツツジ
これは中国東北部やロシア極東部に自生するツツジのようで、江戸時代初期に日本に渡ってきた外来種のようです(だからこそ、黒船なのかも…)。ツツジの中ではかなり大輪の花のようで、別名『ツツジの女王』との事…。色は薄い紫のようなピンクですかね…。今も庭にこれが残っているとなると、どのような花が咲くのか楽しみです。



5. むらさきツツジ
多分、エゾムラサキツツジの事だと思います。これは流石に私でも知っています。ちょっとシワっとした綺麗な薄紫色の花が咲くツツジでして、これは5月頃にこの辺りで見かけます。とはいえ…調べてみますと、絶滅危惧II類(VU)に入っているようでして…、この辺りでは普通に見かけるだけに、エッ?な感じです。ということは…これ、もし今も庭に残っていたら、頑張って育てなくてはいけないという事ですかね…。



以上、リストに載っていたツツジだけを見ても5種類。この他にも、リストにはまだかなりの植物の名前が載っていまして…これを把握するだけでも結構大変な事になりそうです。もっとも売主さん曰く「何もしなくても、ちゃんと自生しているし、越冬も出来るから大丈夫ですよ」との事。少し安心しました。


いずれにせよ今日、売主さんに最後の挨拶も出来ましたし、これでいよいよ来週には決算があり、所有権が移るのだな…という実感が出てきました。売主さんからは、来年の春頃に此方に一度来るという事を聞いていますし(本拠地がこちらですからお墓などもありますし、親戚もこちらに残っています)、まだ工事中だとは思いますが、その時にでもまたお話できたらと思っています。


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