北海道の片田舎で

仕事の関係で北海道の片田舎に住む事になった内地の人です。こちらでの生活も10年を超え、中古住宅+リノベ工事により、我が家も手に入れました。

お庭探索

中古住宅購入の件も、少しずつ進んできており、境界釘の確認が終わりましたし、契約書の作成、司法書士さんの選定、契約の日程などが決まり始めました。順調に行きますと、今月の終わりごろに契約、決算が来月の中ごろになりそうです。売主さんも、来月の頭に引越しが決まっているようですから、色々と片付けなどで大変な日々を送っているようです。


私自身は、来週そして再来週と、ほぼ出張でこの地に居ないため、売主さんと話す機会はもうほとんどありません。という事もありまして、今度購入する住宅の周辺状況、そして町内会の話など…そして実はこれが一番大変なのですが、お庭にある木などの情報を聞こうと思い、本日売主さんのお家にお話を聞きに行く事になりました。


幸いな事に売主さんは、何かと私達夫婦とお話をする機会を作ってくれているため、そのご好意に甘える形で、これまでにも何度かお宅にお邪魔してお話をさせてもらっています。


また私達夫婦がまだ若いという事もあり、売主さんが心配してくれたようで、この辺りの事はかなりしっかりお話をしてくれていますし、引越し前に私達夫婦を連れて近所周りも手伝ってくれるとの事で、本当に願ったり適ったりの状態になっています。やはり、何か縁があったのだな…と思いますし、私は運が良かったのだな…とも実感しています。


そして今回の訪問のメインは、お庭についてのお話です。今回購入させてもらう家なのですが、家の前に非常に立派なお庭があります。なんでもご主人の趣味で、様々な場所から集めてきた植物が植えてあるようでして、今ではもう持ってこれないような高山植物まであるとのこと(昔…30年前は、緩かったのでしょうね…。)。私も家内も、出来る事ならそのような貴重な物は残しておきたいな…と思っていましたので、どの植物がそれなのか?そして手入れはどのようにしていたのか?という事を、どうしても聞いておかなくてはいけなかった訳です。


私自身は、これまであまり植物を勉強した事がない人間でしたので、この木は○○ツツジで、こっちは△△ツツジで…と言われても…どこが違うんだ?なのですが、たぶん花が咲けば分かるだろうな…と(笑)。とはいえ、ほとんどの木は地植えですし、これまで特別な事をしなくても越冬しているようなので、あまり大きくなり過ぎないように剪定だけすれば大丈夫ですよ…と言われて、ちょっと安心しました。


その後、色々なお話をしていたのですが、急に売主さんが思い出したように言いました。


「そうそう、忘れていたよ。丁度、キノコが出ていてね。このキノコ、とても美味しいから、この枯れ木は残しておくと春と秋に二度キノコが食べられるよ。」


との事。なに?キノコ?な感じで、枯れ木の根元を見ますと、たしかにビッシリと平らなキノコが…。売主さん曰く「昔、ナナカマドを枯らしてしまって…枯れ木を残しておいたら何時のころからか、キノコが生える様になってね…ヒラタケなんだけど、毎年美味しくいただいているよ」だそうです。ヒラタケ、あれ美味しいんですよね。まさか庭で採れるとは…この枯れ木はちゃんと残しておかなければ…と思いました。



庭で採れるヒラタケ


こんな感じの、かなり立派な大きさのヒラタケが生えていました。



帰りがけには、丁度隣人から貰ったという、玉ねぎや南瓜、太ネギまでいただきましたし、自分の庭で採れたルバーブとラズベリーで作ったジャムまでいただいてしまい…とてもありがたい時間を過ごす事が出来ました。やはり自分達がそれまで長年過ごしてきた家を売るという事になりますから、次の買主である私達にもきちんと住んで欲しい…という事なのだと思います。引越しで少し離れた場所に住むそうですが、この町に息子さんはまだ居ますので、時々来る機会もあるでしょうから、こちらに来た時には是非寄って行って欲しいな…と思っています。




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工務店さんとの現地での打ち合わせ

本日丁度、売主さん、工務店さん、不動産屋さん、私達夫婦の四組の予定が噛み合った為、様々な懸念事項を一気に解決するために、売主さんの家で全員が集まることになりました。


不動産屋さんにとっては、売主さんとの最終的な打ち合わせ、工務店さんにとっては、私が提案しているリノベーションが可能かどうかの現地調査、私達夫婦にとっては、工務店さんとの打ち合わせ&売主さんとの話。


という事で、慌しい時間になったのですが、基本的には全員が目的を果たせたのかな…といった感じでしょうか。


今回のケースでは、売主さんと買主である私達が直接交渉に近い形で話が進んでいるため、おそらく通常は取引前に売主さんと買主が会う事は少ないと思うのですが、私達のケースでは比較的何度も話をしているような気がします(今回の取引の話題以外にも結構話しているような^^;)。購入は決めていますが、実際にここに住む前に、近所付き合いの話なども含めて色々と聞いておきたいですから、私達夫婦にとってもありがたかったりします。


という事で、家内の方は売主さんの奥さんと話が盛り上がっていましたので、私の方は実際にリノベーションをお願いする工務店の方と色々と相談をする事になりました。



相談点1.断熱工事について


今回購入する家は、築34年の中古住宅。現在の持ち主さんは、かなり綺麗に使われていますし定期的なメンテナンスもしていたようで、状態としては特に大きな問題はありません。とはいえ、やはり時代が変わり新しい素材も出てきているため、この断熱工事についてはきちんと工務店さんと相談する必要を感じていました。


工務店さんからの提案は、付加断熱工事。内断熱側のガラスウールを全て、現在の高性能ガラスウール16K辺りに取り替える事もありかな…とは思っていたのですが、工務店さんからは外壁の交換を含め、付加断熱工事を提案されました。内断熱がある程度機能している前提になりますが、付加断熱工事で十分ではないか?との提案です。こちらの希望としては、旭化成のネオマファームを使用する事を希望し、この部分は付加断熱工事で行く事にしました。


一般的に北海道でネオマファームを使用する場合は、旭化成のサイトではネオマファーム50が壁、ネオマファーム60が屋根に使用されるようです。とはいえ、今回は内断熱が働いている前提での付加断熱のため、壁にネオマファーム35、屋根は吹付けで対応する事を考えています。この辺りは、見積もりにもよりますが、場合によってはネオマファーム50に変更があるかもしれません。



相談点2. 屋根の葺き替え


これからしばらく住む事を考えれば、築年数的に屋根の補修は必要です。個人的にはこの機会を逃すと面倒な事になりかねないな…という思いがあったため、多少初期投資が高くなりますが、屋根の葺き替え工事も見積もりに入れてもらう事にしました。工務店さんの方は、塗り直しを考えていたようですが、こちらが葺き替えを希望したところ、快く了承してもらえました。なんでもコスト的に嫌がるお客さんが多いため、こちらから葺き替えを提案する事は…な感じだったようです。とはいえ、ここは住宅の機能に関する場所のため、きちんと初期投資すべき…というのが私の考えでした。



相談点3.換気システム


付加断熱工事を行い、機密性が上がる事を考えると、この換気システムについても少し考えなくてはいけません。勿論、現在の新築住宅のように高気密な家ではありませんので、この換気システムの選択はなかなか難しいところです。排気と吸気の両方を機械制御する一種換気システムにするのか、多少の機密が確保されているため思い切って排気のみ機械制御の三種換気システムを入れるのか…。迷いましたが、簡易的な三種換気システムに決定。熱交換素子を使うのか?という部分については、工務店さんが一言「たぶん費用対効果に合わない」(笑)。実際にその工務店さんが担当したリフォーム工事などで、熱交換素子を利用したケースは一つだけだとか…。たしかに、これで値段が跳ね上がるのであれば、そこまでする意味があるのか?となると、やはり疑問がありましたので、この提案は引っ込めることになりました。



相談点4.間取り変更


これについては、私の方でも「せっけい倶楽部」というソフトでお絵かきをしていましたので、比較的簡単に納得出来たのですが、今回想定している間取りにする場合、やはり一箇所程度は柱が残る事になりそうです。これは構造維持のために止むを得ません。という事で、残す柱が決まったら、多少デザイン的に見えるような工夫をしてもらう事で、この話はまとまりました。



相談点5.バリアフリーと扉


基本的には家の内部の部屋は引き戸で、そして可能な限りバリアフリーに近い形にする事も決まりました。完全なバリアフリーは難しいようですが、簡易的な物であれば問題ないとの事です。まぁ…現在の職を退職したら本州に戻る予定ですから、必要に迫られてバリアフリー…にはならないと思いますが、出来ればこれは実現したかったので、良かったです。



相談点6.エコジョーズの導入


これは非常に簡単に終わりました。導入の問題は特になさそうです。




という事で、リノベーションの方針は決まりましたし、水周り系で使用予定の装置(システムキッチン、風呂、トイレ)なども既に見積もりが取れています。ですから、後は細々した物を決めていく事になると思いますが、まずは大枠が決まったのかな…といった感じです。


また不動産屋さんと売主さん、そして私の都合という点を考えると、再来週くらいに契約、そして来月に入って決算という流れになりそうです。中古物件の購入についてはローンを組む必要がありませんので、比較的すんなり進んでいくのかな…と思っていますが、どうなるでしょうかね^^;




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エコジョーズかエコフィールか

リノベーションをするにあたり、
やはり北海道の家ですから、どのようなボイラーを使用するのか?
という事は非常に重要です。


都市ガスが来ていない場所であれば、電気+灯油ですし、都市ガスが来ている場所であれば、電気+ガスという組み合わせもあります。勿論オール電化という選択肢もありますが、個人的にはエネルギー関係は二系統を確保しておきたい…という気持ちが強いため、オール電化という選択肢はなくなりました。


となると…今回購入する物件がある住所は、都市ガスが来ている場所になります。給湯系+暖房系の二系統の灯油ボイラーを導入するか?全て一台で管理出来るガスボイラーを選択するか?結構微妙なところでした。


とはいえ…悩んでいても仕方ないので、とりあえず近所のガス会社の展示ブースに帰宅後行ってみることに…


私が考えていたシステムは、エコジョーズと呼ばれる、燃焼後の排気を二次利用可能なガスボイラーシステムです。給湯効率も約95%、暖房効率も9割近いことから、無駄なくエネルギーが使用出来るという事で興味がありました。


ガス会社の人間に説明を受けるのですから、当然売り込んできます(笑)。とはいえ、ガス料金プランを用いたランニングコストの概算値、私が購入予定の家で使用する場合の、一般的な使い方の場合での年間ガス使用量の予想値については、非常に納得が出来る提示でもありました。


専用の料金プランを使用すれば、灯油のランニングコストとそれ程大きな違いがないな…というのが第一印象。勿論、夏場のように暖房を使用しない期間はセントラルヒーティングシステムを考えた料金プランでは基本料金が高いため(従量料金は低め)、灯油に比べて高くなります。


初期投資額も、灯油ボイラーとしてエコフィールを導入する事を考えれば、エコジョーズもそれ程変わりません。とはいえこれも、通常の灯油ボイラーと比較してしまうと、灯油ボイラー2台を購入しても、そちらの方が安いな…といった感じでしょうか。


また能力的には、直にお湯が出てくるガスの方に軍配が上がるかな…といった感じです。


という事で、どこに優先順位を置くのか?という事になりそうですが、私個人の価値観からすると、多少初期投資が高くても、一台の装置で全て賄えるために、設置スペースに余裕が出てくる、そして最初からお湯が出せるところにメリットを感じますから、エコジョーズを入れようかな…という考えになりました。


これについては、一度リノベーションをお願いする工務店さんとも相談する事になりますが、おそらく新しい我が家は、エコジョーズを導入する事になるような気がします。



導入予定装置
 ノーリツ製  エコジョーズ (24号)
 GTH-C2448AWPD-SFF-1-KO
 給湯能力:41.9 kW
 暖房能力:17.4 kW
 追い炊き能力:9.88 kW





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