北海道の片田舎で

仕事の関係で北海道の片田舎に住む事になった内地の人です。こちらでの生活も10年を超え、中古住宅+リノベ工事により、我が家も手に入れました。

蝦夷梅雨?

北海道の片田舎に仕事で赴任した頃、職場の同僚達からは『北海道は梅雨がないですから、6月は快適ですよ!』と言われていました。そして実際、当時はほとんど雨の日がなく、6月でも非常に快適な日々が続いていた記憶があります。…ところが、ここ数年と言いますか、最近は北海道でも梅雨のような感じで、日々雨が続く年が多いような気がします。


北海道出身の部下達は、『これは蝦夷梅雨です!』などと言っていますが、私に言わせてみれば『要は、梅雨だろ!』と。気候変動の要因までは分かりませんが、北海度の良さがまた一つ失われた…というのは、北海道人民共和国民からすると、非常に悲しい事でもあります。また…今年はこの時期でも『寒い』のが…。


北海道では、夏でも日が沈むと、10度台まで気温が下がる事が多いため、非常に快適な夜を過ごせるのですが…日中も10度台は流石に…。しかも10度の前半になったり、甚だしくは10度を切る事も…。ここ数日、関西を中心に暑い日々が続いている事を考えると、うらやましくなるような涼しさ…の筈なのですが、ここまで寒いのはちょっと厳しいです。思わずストーブをつけてしまいました(笑)。


ということで、ここ数日嫌な日々が続くな…と思っていましたが、今日は久々にとても喜ばしいイベントが発生。山形出身の同僚からプレゼント。毎年この時期になると貰っているため、今年も貰えるだろうか…とワクワクしていたのですが、今年もやってきました。見事なサクランボが。


こんな感じで、鏡詰めに近い形のサクランボがもらえました。これ…まともに買ったら結構しそうな気が…。


サクランボ、私とても好きなのですが、いかんせん高価なため、スーパーなどで見かけても、購入には二の足を踏む事が多いです。昔、欧州に居た頃は、3~5ユーロ/kgなどという信じられない値段で販売されていたため、kg単位で購入し食べ散らかしていましたが、流石に日本のサクランボでこんな暴挙をした日には、我が家は破産してしまいます。勿論、日本のサクランボは、欧州のチェリーと比べて甘味も強く、高価な事も仕方ないのですが、それでもね…。


今日は久々に、家内と二人でサクランボを堪能する事が出来、少しだけ気分も上々。またしばらく頑張れそうです。


庭にクレマチスの花が咲きました。


裏庭のハスカップも少しだけ実をつけましたが…ジャムが作れる量には、まだ遠そうです。





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北海道の片田舎的なストレス解消

外国からのお客さんの一件も無事終了し、私達家族の生活も少し落ち着きました。また先週は一週間非常に寒い日々が続いていたため(この時期で最高気温が10度以下は…)、温かくなった昨日は少し遠出したい気分になりました。それもあり、昼食を川湯温泉駅内にあるレストラン「オーチャードグラス」で楽しもう…という事になり、急遽遠征に出かける事となった訳です。


計画通り川湯温泉駅に正午ごろ到着。この昔ながらの駅舎が良いのです。まだ完全な観光シーズンではないようで、土曜日にも関わらずお客さんの姿はまばら…。オンシーズンはかなりの人が集まるため、人気店でもある「オーチャードグラス」は満員となり、なかなか利用する事が出来ません。


実に北海道的な路線風景です、川湯温泉駅は比較的大きな駅なのですが、それでもご覧のありさま…。これが小型の無人駅になると…。


そしてホームから見た駅舎部分。こちらも一昔前の、古きよき時代の田舎駅の姿です。


駅舎内に入りますと、お目当てのレストランがあります。


このレストラン、駅舎内部にあることが理由かもしれませんが、こちらも一昔前の食堂車のような雰囲気があります。まぁ…座席がいかにも…な感じなわけですが。


ここの名物はビーフシチュー。非常にクラシックな重厚な味の料理ですから、かなりボリュームがありますし、とても美味しいです。問題は…価格も『食堂車価格』でして…、お値打ち感はありません。ただとても美味しいので、ここに来るとついつい注文してしまいます…。


非常に満足した後は、少し良い風景を見て癒されたいと思い、寄り道をして屈斜路湖を見に行きました。藻琴峠付近に、屈斜路湖の全貌を見渡せる展望台がありまして…車をそこに走らせる事に。天気が良かった事もありますが、非常に良い風景を楽しむ事が出来、こちらも満足。北海道の観光シーズンは短いですが、この風景は何物にも変える事が出来ません。まぁ、この環境に居るからこそ、近年どんどんクソッタレな環境となっているこの仕事を、それなりに楽しめているのかもしれません。


屈斜路湖の全貌。左側が硫黄山+摩周湖方面。右側が美幌峠方面。





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海外のお客さんを知床へ

昔お世話になった海外の上司が日本に来ていたので、北海道に招待して講演をしてもらう事にしました。そして当時の同僚も、その上司と一緒に日本に来ていたため、その同僚もついでに招待。もちろんついでに講演もお願いしました。ということで、久しぶりに真面目に仕事をした訳ですが、やはりお客さんを招待した以上は、接待もしなくてはいけません。


北海道の片田舎まで来てもらった訳ですから、やはり世界遺産の知床だろうな…と思い、今回は海外からのお客さんを知床に連れて行く事になった訳です。上司達は旧ユーゴスラビアのスロベニアから来ていますが、流石に知床の名前は知っていたようで(まぁ、日本と結構関係があるため、知っていてもおかしくないのですが)、今回知床に行けるという事が分かった時は、非常に喜んでいました。


まずは北海道の片田舎から知床に車で移動です。途中、オシンコシンの滝などでトラップされながらも、なんとか遊覧船の出航時間にはウトロ港に到着する事が出来ました。


オシンコシンの滝。この時期は水量も豊富なようで、迫力満点でした。


知床の大型観光船には二つのルートがあり、一つは硫黄山までのルート、もう一つは知床岬の先端まで行くルートです。勿論今回は折角の機会ですから、知床岬の先端まで行くルートを選択。所要時間は3時間45分程。10時出航ですから、昼食は遊覧船の中でとることになるため、予めコンビニで食料を購入してから乗船です。それにしても…購入した昼食なのですが、私がサンドウィッチで、上司達がお握り。どちらが海外からの観光客か分からないような選択肢になりました。


遊覧船の最初の見所は、やはりカムイワッカの滝。車で内部まで入って見る温泉の滝も良いのですが(時期が悪いと入れません)、船から見るカムイワッカの滝も雄大で素晴らしいです。


また遊覧船から岬方向を見ていますと、至る所に漁師さんの番屋も見る事が出来、非常に楽しいです。海側も海側で楽しいイベントがあり、今回はイルカの群れを見る事が出来ました。


そしていよいよ岬の先端に到着。森繁久彌の知床旅情の歌詞ではありませんが、はるか国後をぼんやり見る事が出来ます。上司達も日本の先端を見る事が出来たようで(島の領有権の話はこの際置いておき…)、とても喜んでいました。


そして船を下りたら、次は知床峠です。時間がもう少しあれば、カムイワッカの滝まで車で行く事も考えたのですが、日帰りでは少し厳しそうだったため、知床峠が次の目的地となりました。


知床峠から見る羅臼岳。


そして知床峠からも、はるか先に国後島をボンヤリと見る事が出来ます。


今回は、遊覧船からイルカだけではなく、熊も見られましたし、お客さんもかなり喜んでくれたようです。船の中では、島の帰属の件についてもいろいろと話をしましたが、あちらさんも(ユーゴの時代に)ロシアには酷い目にあっていた国ですから、結構日本側に同情的だったりする訳で…以外と面倒な話題でも普通に話が出来てしまいました(英語で…というのがやっかいな点ですが)。


最後に夕食は、北海道的な寿司。観光地ではない漁師町の普通の寿司屋で食べる寿司は、値段もさることながら、最高です。この寿司の迫力には上司達も非常に驚いていました。元上司は女性の方なので、『ミニサイズ』を注文したのですが…ミニサイズでも超山盛り。ノーマルサイズにいたっては…。ノーマルサイズは、これで2,500円。知床の観光地で食べると、おそらく1.5倍はするような…。ちなみに…ここのチラシ寿司ですが、海産物を食べても食べても、なかなか御飯の層に到達出来ません。これこそが北海道の片田舎のお寿司なのです(笑)。


今回は久しぶりに欧州に居た頃の上司を北海道に招く事ができ、また満足してくれたようで、とても良かったと思います。北海道の片田舎も捨てた物ではありませんね。




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