北海道の片田舎で

仕事の関係で北海道の片田舎に住む事になった内地の人です。こちらでの生活も10年を超え、中古住宅+リノベ工事により、我が家も手に入れました。

囲炉裏のある宿

毎年、ゴールデンウィークには北海道内の少し遠い場所に旅行に行くのですが、今年は流石に家の工事もあるため、近場で一泊だけにしようと家内と決めていました。そこで、前から少し気になっていました士幌町の糠平温泉にある『山の旅籠 山湖荘』に宿泊する計画を立て、今回行ってきました。


糠平温泉の近くには、有名なタウシュベツ橋もありますので(たしか…ここも某戦車アニメの聖地になっていたような…)そこの見学を楽しみ、ついでに囲炉裏料理を堪能する計画です。幸いな事に糠平温泉は登別温泉などのような有名温泉ではないため(道内では結構有名なのですが…)、某国からの観光客による喧騒がなく静かな温泉が楽しめる。更にはこの旅館、部屋毎に囲炉裏があるため、安全確保の観点から子供の宿泊予約を受け付けておらず、宿も静かである…という一度に二度美味しいプランでもあります。


という事で、まずはタウシュベツ橋の見学。この辺りになりますと未だに雪が残っており、糠平湖越しに橋を見る事が出来る展望台に到着するまで、少し雪の上を歩くハメになりましたが、距離が短いため無事到着。この橋、実際に見るのは二度目なのですが、前回来た時は天候にあまり恵まれなかったため、今回は綺麗に見る事が出来て非常に良かったです。


途中、やはりといいますか…野生の鹿とキツネのお出迎え…熊ではなくて良かったです(笑)。


このキツネ…北海道名物の観光キツネ(車道の脇で愛想を振りまいて、車で通る観光客からエサを強請る『野生の』キツネ)ではなく、ちゃんとしたキツネだったようで、物陰からこちらを伺っていました。


さて、そうこうしている間に時間になりましたので、今日の宿泊場所である山湖荘に到着。通された部屋…部屋にちゃんと囲炉裏があり、炭なども準備済み。やはりこうでなくてはいけません。着火剤を使って早速点火です。


そして夕食。話には聞いていましたが、こちらも囲炉裏を使った山賊料理。席につくと、早速ズラッと山菜料理を中心とした料理が並びました。囲炉裏で焼いている魚はヤマメ、そして鍋に入っているのは、温泉の湯(重曹泉)で茹でている豆腐(これは食べ終わった後に、御飯が入り雑炊になります)、そして横の鉄板は裏山?で狩られた鹿肉用です。また写真には写っていませんが、ニジマスの刺身はこの辺りの定番料理。左から二番目の行者ニンニクのお浸しは、少し癖があるため嫌いな人もいるかもしれませんが、私はこの独特の香りが好きなため、非常に満足です。


蕗と山菜入り巾着の煮物は、これも裏山?で採取された山菜を使用しているようで、ある意味究極の地元料理だったりします。北海道もようやく山菜が美味しい時期になりました。


いも団子は、これも北海道では定番の田舎料理。モチッとした食感が好きでして、普通に揚げただけでも美味しいのですが、こうやって銀餡を絡めて食べても非常に美味しい料理です。


揚げ物は、地元糠平湖で採れたワカサギの天婦羅と、裏山?で採れた蕗の薹の天婦羅。ワカサギの天婦羅も勿論美味しいのですが、やはりこの時期の蕗の薹の天婦羅はほろ苦さが丁度良く、非常に美味しかったです。


そして最後は、先程豆腐を茹でていた温泉のお湯にそのまま御飯を入れたお粥。勿論、これだけでも美味しいのですが、ここに山菜を刻んで混ぜたもろみ味噌を落すと…これが最高のお粥になっていました。


この旅館、部屋もそうですが料理の評判も良いだけあって、非常に楽しい時間を過ごす事が出来ました。値段も非常に良心的な値段ですし、出来れば時間がある時に、再び宿泊したいな…と思いました。




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