北海道の片田舎で

仕事の関係で北海道の片田舎に住む事になった内地の人です。こちらでの生活も10年を超え、中古住宅+リノベ工事により、我が家も手に入れました。

北海道の家の特徴?

つい先日、本州に居る知り合いと家のリフォーム工事の話で盛り上がりました。その中で、私が今回行うリノベーション工事の話も話題に出たため、現在の計画である一階部分は一部屋に間取り変更することを伝えたところ、「大丈夫か?」という反応が返ってきました。たしかに本州の家の場合でしたら、この懸念は非常にもっともです。


「そんな大きな部屋にしてしまったら、エアコン代凄いことにならない?」


たしかに、本州でこの種のリフォームをする際、なるべくエアコンを使用する容積を小さくすることで、エアコンに必要な電気代を節約する…そのため、部屋は小分けしておいた方が良い…というロジックはよく分かります。これは、どれだけ断熱性能に優れた家でも、冷したり暖める容積を減らす事は効果的ですから、エアコンを常時使用することを考えれば、至極もっとも理由だと私も考えています。


とはいえ、今回の私の家のようにパネルヒーターを使用して、家全体を暖める…という考え方をする場合、小分けにする必要は特にない訳でして、この辺りは最初からセントラルヒーティングシステムを使用する前提の場合、話は変わってくるのだな…と思う訳です。


また、ここ北海道の片田舎では、最近でこそ夏にエアコンを使用する家が増えてきていると思いますが、私個人の感覚からすると、夏もエアコンは不要だな…と考えていまして、新居でもエアコンを設置する予定は現在のところありません。といいますのは、たしかに夏の昼間はかなり気温が上がる事がありますが、窓を開ければなんとでもなる&日が沈めば一気に気温が下がるため、場合によっては暖房が必要…な状態でして、とくに必要性を感じていないことが原因です。まぁ、年をとったら必要になるかもしれませんが、その頃には本州に戻っているような気もするわけで…。


以上のことをその知り合いに話したところ、非常に納得がいったらしく「やっぱり北海道は外国だね~。」などと言われました(笑)。また最近の住宅事情や、今後の技術の進歩、規制の拡大などについて話が拡がったのですが、おそらく新築の個人住宅は、今以上に省エネのための断熱性能が求められていくのだろうね…ということで意見が一致(お互いにこの辺りの事情は、仕事柄ある程度知っていまして…)。


ということは…今以上に建材の費用が嵩む訳ですから、さらに最低限必要な住宅の値段が上がって行くのだろうな…と思います。私は少し古い人間のため、今の最新住宅では当たり前の『窓は開けないことが前提』という考え方よりは…夏の暑い日は窓を開けて風を室内に入れたい…などと考えていますので、今回中古住宅をリノベーションするという選択肢は、経済的な利点は勿論ですが、自分の考え方にも合っていたのかもしれません。また、最新の断熱設備など技術的には非常に興味があることは間違いないのですが、実際にそこまで使うか…となると、費用対効果的に迷ってしまう私は、たぶん心底貧乏人なのだと思います(笑)。



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