北海道の片田舎で

仕事の関係で北海道の片田舎に住む事になった内地の人です。こちらでの生活も10年を超え、中古住宅+リノベ工事により、我が家も手に入れました。

実験2(パネルヒーターの威力)

先日、新しく購入した、まだ電気・ガス・水が来ていない新居にて、外気温がマイナスの際、熱源が全くない室内でどれくらいの温度になるのか?という温度測定をしてきました。今回は、セントラルヒーティングを導入した新居では、どれくらいの効果が期待出来るのか?という観点で、職場の自室で同じような測定をしてみました。


職場にある私の部屋には、このように北海道では顔馴染みでもある、セントラルヒーティングシステムを構成するパネルヒーターが鎮座しています。今度の新居で導入予定の物よりは、少し大型かもしれませんが、まずはこのパネルヒーターの威力を考えてみました。


まずは外気温が-3℃程の状態で、パネルヒーターの設定をマックスの一つ手前に調整し、パネルヒーターの温度を60℃程度まで上げて30分程待ちますと…暑いわ(笑)。地球環境に絶賛挑戦中の北海道らしく、セーターを着ていては暑いな…と感じる程度まで室温が上がりました。


早速、部屋中央部の温度を測定してみますと…25℃弱。実に北海道的な室内の温度になりました。思わず窓を開けたくなりましたが、今回はグッと我慢です(いつもはここまで室内を暖めませんが、今回はちょっとした実験です)。続いて、私は窓の部分にブラインドをつけていまして、冬の間は常時ブラインドを下げています。まずはこのブラインドの内側の温度を測定…。


ここも中心部と同じようにほぼ25℃。流石にこの窓の下にパネルヒーターを配置しているだけあって、ほぼ室内の温度は一定になっていると言っても過言ではありません。次は、このブラインドの外側…つまり窓のすぐ内側の温度を測定です。


流石にここも25℃という訳には行きませんでしたが、それでも24℃程。ブラインドは特に断熱ブラインドを使っている訳ではありませんから、これの効果はほとんどないと考えるべきだと思いますが、それでも24℃。やはり開口部の直下にパネルヒーターを配置するというのは、室温を一定に保つために非常に有利なようです。


流石にこの状態だけでは、今度の新居の状態を想定出来ませんから、次にパネルヒーターの調整をグッと絞り、34℃付近に調整し、この状態で3時間程放置してみました。そして3時間後…。流石に先程のように暑いからセーターを脱ぎたい…とまでは感じない、非常に過ごしやすい気温になりました(まだ少し暑めの感が…)。


早速室内の温度を測定です。室内の中央部分の温度は約23℃。パネルヒーターの温度を考えると、結構温度保たれているな…というのが第一印象でした。個人的には、もう1℃か2℃程下がったほうが、過ごしやすいかな…とは思いますが、それでもこの温度が確保されているのは、万々歳です。


先程と同じく、ブラインドの内側の温度を測定すると、ここは22℃強。まぁ、中央部分の温度とほとんど変わっていないな…という印象でした。たしかに出力を絞っているとはいえ、このすぐ真下に34℃程度の熱源があるというのは、大きいようです。


最後に窓のすぐ内側を測定しますと…ここは21℃。先程の温度差程には収束しませんでしたが、それでも許容範囲です。ちなみにこの時間の外気温は-5℃ですから、先程の外気温よりも下になっていますし、室内との温度差とパネルヒーターの設定温度を考えると、十二分な結果なのではないかな…と感じました。


おそらく今度の新居は、現在の職場程の断熱性はないため、これよりは悪い結果になると予想出来ますが、それでも一番熱が逃げやすい開口部の真下にパネルヒーターを配置する事で、効率的に部屋を暖めることは出来そうだな…と感じました。


…ちなみにセントラルヒーティングの弱点は湿度(笑)。ほぼ毎日のように、加湿器に水を補充し運用している今日この頃です。



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