北海道の片田舎で

仕事の関係で北海道の片田舎に住む事になった内地の人です。こちらでの生活も10年を超え、中古住宅+リノベ工事により、我が家も手に入れました。

UCCコーヒー博物館

神戸での仕事も一段落。今日は少し時間が空いていたため、部下に誘われてポートアイランド内にあるUCCのコーヒー博物館に行ってきました。残念ながら予約をしていなかったため、焙煎体験は出来ませんでしたが、コーヒーに関する展示物の見学や、コーヒーの飲み比べ等を楽しむ事が出来て非常に満足です。


以前、越南コーヒーについて書いたことがありますが、私はコーヒーは非常に好きでして、普段はエスプレッソスタイルで淹れています。もっとも、バリスタとしての腕は全くないため、全自動機を使っていますから、あくまでも飲むだけの趣味です。とはいえ、機会があったら是非この博物館に行ってみたいと以前から思っていました。そのため、今回のお誘いは渡りに船…といいますか、私が好きそうな場所を探してくれていたのだと思いますから、感謝です。


この博物館には、コーヒー豆をどのように等級分けしているのか?などについても説明があり、テイスティングのやり方なども解説されていました。とはいえ、自分でそんな面倒な事はしたくないですから、私は楽しむだけでいいや…と強く思いましたが(笑)。


こんな感じで、実際にテイスティングをしている写真やモデルが置かれていました。


さて、ここの博物館のウリの一つは、勿論飲み比べです。今回の飲み比べは、同じ種類のコーヒー豆で、等級が違う物の飲み比べでした。飲み比べは二種類。一つはNo.2(最高ランク:No.1は存在しない…という考えのため)、そしてもう一つは、普段私達が気楽に飲む等級のNo.4-5。


こんな感じで、二つのコーヒーを飲み比べします。飲み比べのやり方も記載されていたため、その通りに行ってみました。同じコーヒーなのですが…色も結構違うような…。


味…エッ?と思う程、違いました。No.4-5の方ですが、こちらは酸味をかなり感じるのですが、No.2の方は酸味をほとんど感じる事が出来ませんでした。ブラジルサントスは、結構酸味を感じるタイプのコーヒーだったと思いますが、No.2となると、本来その特徴である筈の酸味が少し弱くなり、非常に飲みやすいコーヒーになっていました。癖が弱くなった…という意味では、No.4-5の方が楽しめる…という人も居るようですが、味が上品な感じになった(後味として僅かな酸味を楽しむ事は可能)…という事なのかもしれません。


さて、コーヒーの博物館ですから、当然のことながら喫茶店が併設されており、そこでは様々なアレンジコーヒーを楽しめるようになっています。部下Aが頼んだコーヒーはアインシュペナー。日本ではウインナーコーヒーという呼び名の方が一般的かもしれません。実はこれ…昔欧州に居た頃、ウィーンのホテルザッハーでオリジナルを飲んだ事があるのですが…滅茶苦茶太る要素満点のコーヒーです。コーヒーの上から『ドッサリ』生クリームが入りますから。とはいえ、ここは日本。流石にホテルザッハーのように、えげつない量の生クリームは入らず、適度な量の生クリームになっておりまして…部下Aは喜んで飲んでいました。


日本の喫茶店のアインシュペナーですから、上品につつましく生クリームが乗っていました。

本場のアインシュペナーはこんな感じ(撮影は10年程前)。コーヒーに対してこの量の生クリーム…そしてこれに砂糖が入るなんて…頭おかしいです(笑)。


部下Bの注文はカフェ・ボルジア。教皇の地位を金の力でもぎ取った、ボルジア家の名前がついていますから、豪華絢爛なコーヒー…と思いましたが、実はボルジア家のあった向かいの『カフェ・ボルジア』で生まれたコーヒーのようです。コーヒーにチョコレートシロップが入り(オリジナルはチョコレートリキュールのようです)、上から生クリームとオレンジピールを散らしていまして…見るからに甘そうなコーヒーでした。部下B曰く、『結構濃厚なコーヒーで腹膨れますね。砂糖なしでも甘くて美味しいですよ。』そりゃそうだろ…(笑)。香りつけのための、シナモンスティックもついており、部下Bは喜んで掻き混ぜていました…やりすぎな程に…。


ちなみに私の注文はカフェ・マリアテレジア。勿論、オーストリアの女帝『マリアテレジア』の名前から来ています。こちらのアレンジコーヒーは、カフェ・ボルジアと同様に上から生クリームがのりますが、チョコーレートソースの代わりにオレンジソースが入り、上からオレンジピールとビスタチオが載ります。オリジナルはオレンジソースではなく、オレンジリキュールのようですが、流石にここではアルコール入りのコーヒーは出してくれないようです。味…オレンジの弱い酸味が入り、非常に飲みやすいタイプ、そしてオレンジピールとビスタチオによる、少し癖のある香りが良いです。


喫茶店も含めて、コーヒー博物館には非常に満足しました。そのうち、今度は予約を入れて、焙煎体験もやってみたいところです…って、次に神戸に行く事になるのは何時になる事やら…。無事、神戸での全ての仕事も終わり、ようやく北海道の片田舎に戻る事が出来そうです。



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