北海道の片田舎で

仕事の関係で北海道の片田舎に住む事になった内地の人です。こちらでの生活も10年を超え、中古住宅+リノベ工事により、我が家も手に入れました。

旧ユーゴスラビアのワイン

先日、職場の同僚&部下達を家に招待して、ホームパーティーを行いました。これは毎年この時期に行っている事で、既に職場では恒例の催しとなっています。そしてこれも毎年恒例なのですが、家内が大鍋でカレーを作り、後は適当な料理を並べて酒を飲む…という適当な集まりです。ただ一点だけ変わった部分がありまして、この時に海外出張で手に入れてきたワインを必ず一本は空ける…という事になっています。


今回空けるワイン、何にしようかなと思ってワインセラーを開けたのですが、今年は私が昔赴任していた旧ユーゴスラビアのスロベニアのワインを空ける事に決定。少し前に、スロベニアを再訪した際に購入してきたワインです。先日昔のボスがこちらに来た際にも、スロベニアのワインを貰っていますが、これはもう少し寝かせる事に…。北海道に住んでいますと、北海道のワインを楽しむ機会が結構あるのですが、やはりコストパフォーマンスを考えると欧州のワインに軍配が上がるような…。日本のワインも美味しいのですが、いかんせん高い…。


今回空ける事になったワインは、これ。魚の形のボトルが特徴的なワインです。


このワイン、実はスロベニアでは結構有名なワインです。葡萄の種類は「レフォシュク」の亜種でして…アドリア海沿岸付近の鉄分の強い土壌で出来る、『テラン』というテラン地方のローカル種の葡萄のワインです。そしてこのテラン付近でその年に出来た最も良いワインを、このタイプのボトルに摘めて売り出すため、このボトルを購入すれば間違いない!というワインだったりします。


向こうに赴任していた際も時々購入していましたが、当時たしか15ユーロくらいだったと思います。通常のワインは、ボトルで4~7ユーロでしたから、少し高級なワインです(それでも日本で購入する事を考えると、まったく問題ない価格なのですが…)。味は、スロベニアのワインには珍しく重めの味で、カレーなどと合わせても負けない強さの味を持つ赤ワインです。とはいえスロベニアのワインらしく、フランスワインなどと比べると少しフルーティーな感じ(若い味なのですかね…)で飲みやすいかな…と思っています(こればかりは個人の好みですが)。


勿論、ボトルはあっという間に空となり、結局もう一本出す事に…私のコレクションが…。スロベニアのワイン、日本では非常にマイナーなのですが、スロベニアでのワイン生産量は国民数を考えると結構あります。そのため、飲んでみると非常に美味しいので、どこかで見かけた際は是非飲んでみてください。今回のワインは少し特別ですが、一般的なスロベニアのワインは、フランスワインなどと比べてかなりフルーティーで軽めの物が多いため、普段ワインを飲まない人でも軽く飲めてしまいます。


今年も無事に我が家のイベントが終了しました。




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大学教授には簡単になれる!?

先日、古い友人でもある教授様がやってきました。この教授様、北海道人民共和国の首都にある旧帝国大学で、若くして教授様となった非常に優秀なお方。勿論、バリバリの某理系学部の教授様です。今回は、私の居る北海道の片田舎でお仕事があったようで、そのついでに私の所に寄ってくれたようです。


折角ですので、共通の友人(同僚)も含めてお話をする事になった訳ですが、その際、少し変わった話題になりました。その教授様は、所属している学会では、かなり上の立場にいまして非常に多忙な方です。ですから私が


「それにしても、大学の教授というのは、なるのも大変なのでしょうけど、なってからも大変ですね。」


と聞きましたら、私が全く想定していなかった回答が帰ってきました。


「う~ん…。まぁ、楽しいからやっているだけなんだけどね(これは納得。)。でも、大学教授になるのは、そんなに大変でもないんじゃない?(はぃ?)」


思わず、同僚と一緒に『えっ?』と小声が出てしまいました。この回答には、私も興味を持ちまして、その理由を聞いてみたのですが、この回答がまた…。なんといいますか、やっぱり教授様だな…というのが感想です。


「いやいや…教授になるのは、流石に大変ではないですか?ちなみに…どのような理由で?」


と聞きましたら、次のような回答が帰ってきました。曰く…


1. まずは、義務教育の間に適当に勉強して、それなりの進学校に入るでしょ?


まぁ、これは納得…ですかね?


2. 次は、適当に受験勉強して、別に旧帝大でなくてもいいから、適当に地方の旧国立大に入るでしょ?まぁ、出来れば少し人気の無い理系の学科の方がいいかな…。これなら簡単だよね?


はぃ!そこでダウト!ついでに条件1もダウト!。適当な受験勉強で、いくら地方とはいえ旧国立大に入るとなると、それなりの進学校でないと無理でしょ…。この時点で、同僚と『こりゃ駄目だ…』と目で会話しましたが、ここで教授様の御高説を止めてしまっては面白くないので、ここはスルーして、そのまま次を伺いました。


3. 大学に入った後は、適当に勉強して、4年生になったら学会活動をきちんとしている先生の研究室に所属するよね?…で、そのまま大学院の前期課程に進学。適当に勉強していれば、自分の大学の院への進学の場合、推薦もあるだろうから、これも簡単でしょ?


たしかに…この部分は嘘では無さそう…なのですが、ふと気付いた点があります。学生の時分に、学会活動をちゃんとしている先生…どうやって見分けるのよ?…なのですが、教授様曰く「今は、いろいろな場所で業績公開しているから、分かる筈」だそうです。一応…納得ですかね…。ただ…適当な勉強で、推薦もらえるんですかね?


4.…で、そのまま大学院後期課程に進学。これは、そのまま進学してもいいし、旧帝大の研究室に移ってもいいんでない?


…との事。ちなみに、『大学院前期課程の2年間に、学会で小さい賞でも受賞しておけば、楽になるんでない?』との事ですが…これは結構難易度あるような…。とはいえここまでは、まだなんとか納得出来る内容だったのですが…。


5. 次は大学院後期課程の3年間。適当に研究して、1年間に2報のペースで論文出していけば、修了する頃には6報行くよね?その業績があれば、ある程度大きな研究室のポスドクのポジションは楽勝だから、そこに移って更に業績を重ねる。出来れば、海外のラボに行ってみてもいいんじゃないかな…。ただそれだと、日本の大学とのコネクションを維持して行かないと駄目だから、結構大変かな…。


うぉ~い、教授様。何、簡単に言っているのよ!そんな簡単に業績出せるなら苦労しませんて…。いや、たしかに分野によっては、いけるのだろうけど…そのような分野は競争も激しいでしょうし…。あっ、だから人気の無い学科に入れ…と言っていたのか!? とここで、始めの伏線を回収しました。


6. 後はポストが空くのを待って、アプライ(ポジションが空いた時に、そのポジションを寄越せ!という書類の申請)していれば、地方国立大学の助教のポストくらいなら、なんとかなるでしょ。


いや…なんとかなりませんて…。正規の助教のポストって、たしか今は、地方でも旧国立大学のポストの競争、物凄く激しいですよね?下手すると、20倍や30倍では利かないのでは?それに勝ち残るだけの業績って…多分、教授様が言うように簡単には出せないような…。


7.  例え助教だろうと、一端大学に正規職として潜り込んでしまえば、後はこっちのものでしょ。適当に業績上げて准教授になるでしょ?そしたら、地方大なら自分の研究室をもてるから、適当にハッタリかまして企業と国からお金もらっていれば、それなりに成果出る訳よ。後はどこかの学会で、箔付けになるような賞をもらえば、教授の出来上がり…っと。


…。教授様の回答を全て聞き、同僚と一緒に頭を抱えてしまいました。それ…我々のような一般人からしたら、全くもって無理ですって…。いや…多分、これくらいは簡単だろうと思える人でない限り、旧帝大の教授様にはなれないのでしょうね…(実際に、今回の例は、地方大の教授様のパターンでしたし…)。やっぱり、自分達とは別の世界に居る人なのだな…と思いましたし、子供が『将来、大学の教授を目指す!』なんて言い出したら、全力で止めないと…と感じました(笑)。なかなか、鳶が鷹を産むような事は無い訳ですから^^;




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エコジョーズを使って1年

明日7/8で、新居に引っ越して丁度一年になります。思えば、あっという間の1年間でした。それまで居住していた『あばら屋』と比べると住み易さ(特に冬)は向上し、この1年間は北海道の片田舎の寒さもあまり気にならない生活が送れました。以前のリノベーション関連の日記で何度か紹介してきましたが、我が家は暖房設備として、エコジョーズを選択し、これを使用したパネルヒーターにより全館暖房システムを選択しています。



このエコジョーズシステムの良さについては、これまでも日記で何度か個別に紹介してきましたが、今回は、丁度1年間使用してみたコストパフォーマンスについて紹介したいと思います。我が家が使用しているエコジョーズ+パネルヒーターシステムは下記のとおりです。


エコジョーズ
   ノーリツ製  エコジョーズ (24号)
   GTH-C2448AWPD-SFF-1-KO
   給湯能力:41.9 kW
   暖房能力:17.4 kW
   追い炊き能力:9.88 kW


条件:総床面積        :約91 m2
   パネルヒーター     :10基
   サーモスタットの設定温度:20℃


24号のエコージョーズは、夫婦二人暮らしとしてはかなり過剰な能力ですが、やはり北海道の片田舎は冬にどうなるか分からないため、この大きさを導入しています。またパネルヒーターの選別については、私のブログでも何度か紹介していますが、現在の断熱基準の家に比べると少し過大なスペックで導入していますし、全ての窓の部分にパネルヒーターを設置しています。



そのため、導入コストとしてはエコジョーズ及び配管工事などを全て含めて、約300万円程になっており、決して安いコストではありません。とはいえ、実際にこのシステムを一年間使用した感想としては、思っていたよりもガス代がかからず、非常に快適な生活が送れました。パネルヒーターの能力に余裕があるため、冬の一番寒い時期でも、ボイラーはほぼエコ運転で済んでしまった事も要因かもしれません。


まずはこの一年間の北海道の片田舎における月毎の平均気温と、実際に使用したガスの量を用いてグラフを作ってみたのですが、まぁ予想どおり、平均気温に合わせてガスの使用量は変動しています。


          月毎のガス使用量と平均気温の変化


またY軸をガス料金にして同じようにグラフ化してみますと、大体こんな感じです。最大で26,000円程で、最小で5,000円強。我が家はエアコンを使用していないため、エアコンで使用する電気代が無い事を考えますと、冬の一番寒い時期でも光熱費のコストは比較的少ないのではないか…と感じます。


               月毎のガス料金の変化


…ここで少し考えました。これだけ平均気温とガスの使用量が連動しているのであれば、平均気温からガス料金がある程度推測できるのでは…と。そこで、ガス料金と平均気温の関係をグラフ化してみますと…結構、相関関係がありました。月によって出張などで結構家を空ける事もあったため、完全な直線にはなりませんが(データ量も1年分しかないため、少ないですし)、それでもこれだけ直線的に変化しているとは…。


             平均気温とガス料金の相関関係


どうやら我が家では、月の平均気温が1度下がると一月のガス料金が約730円上がるようです。そして月の平均気温が0℃の時点で、ガス料金は約18,800円となるようです。おそらく高性能住宅(断熱性の良い家)になりますと、この傾きが緩やかになり、平均気温の変化によるガス料金の変化が少なくなる+平均気温0℃の時点でのガス料金が安くなると予想できますが…どれくらい変わるのでしょうかね…。


いずれにせよ、私自身は1年間住んでみて、現在の住宅環境には非常に満足しています。またリノベーション工事の時に拘った、エコジョーズ+パネルヒーターシステムも、これにして本当に良かったな…と改めて感じました。





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