北海道の片田舎で

仕事の関係で北海道の片田舎に住む事になった内地の人です。こちらでの生活も10年を超え、中古住宅+リノベ工事により、我が家も手に入れました。

同僚からのアドバイス

ここ数日、日本全国でかなりの雪が降ったようで、私の故郷である『偉大なる田舎の大名古屋帝国』でも雪が積もり、交通に影響が出たようです(現在、北海道に居る私からすると、大した雪の量ではないのですが…)。幸いな事に、ここ北海道の片田舎では、寒すぎるためほとんど雪が積もっておらず、今のところ雪かきから解放されており、個人的には喜ばしい日が続いています。


さて、私が中古住宅を購入した事は、私の職場でもそれなりの人が知っており、既に家を持っている人達からは、様々なアドバイスをもらう事があります。また、工事が始まるのがおそらく四月頃になりますから、まだ色々と考えることが出来る余裕があるのも一つの要因ですが、これらのアドバイスには非常に貴重な物があり(実際にその人達が家を作って後悔した点など)、私としては実際にリノベーション工事を行う上で、とてもありがたく思っています。


今回の話題はそんなアドバイスの中から一つ、とてもありがたかったものについて書きたいと思います。これは私と比較的近い年齢の同僚(向こうが少し年上)が、この地で数年前に注文住宅を建てたのですが、その際大失敗をした経験談でした。その同僚の家は、オール電化住宅(当時の流行です)、そしてセントラルヒーティングを導入した…のは良いのですが、パネルの配置でケチって大失敗したそうです。


以前の記事でも書きましたように、セントラルヒーティングシステムを構成するパネルヒーターは一箇所導入するのに、一般的な大きさのパネルヒーターでも様々な部品込みで約12万円程します。その同僚は、その費用をケチり…全ての窓の下にパネルヒーターを入れずに、一部の窓の下だけに設置したそうです。期待できる熱量的には、家全体を暖めることが可能な性能にはしたそうですが、枚数をケチった…と本人は言っていました。


理論的には、家全体を暖めることが出来る熱量があれば問題ない…のかもしれませんが、家全体で最も熱が逃げていく開口部(窓の部分)の一部に熱源を設置しなかったのは大失敗だったらしく、そのパネルを設置しなかった窓の部分からコールドドラフト(冷たい空気が床に流れる)があるようで、折角部屋を暖めても足元に時々冷たい空気が流れ、体感的に暖かくない…との事です。


同僚「○○さん、パネルヒーターの設置は後から追加するのが難しいから、最初の時にケチると駄目だよ。俺、これは本当に後悔してるから。」

パネルヒーターの設置のためには、温水+不凍液が流れるラインを床下に設置しなくてはいけませんから、大掛かりなリフォーム工事の際にしか、弄ることは難しそうです。となりますと…たしかに同僚が言うように、最初の工事の際に僅かなお金をケチってパネルヒーターの枚数を減らすのは、絶対にやってはいけないのかもしれません。本州でしたら、それ程大きな問題にはならないのかもしれませんが、ここ北海道の片田舎は厳寒期は-20℃を下回る極寒の地ですから、一つのミスが命取りになります。


ちなみにその同僚は…パネルヒーターだけでは暖かくならないため、エアコンを導入しまして…暖房費が大変な事になっているような…。とはいえ、このような失敗談をきちんと教えてくれる同僚が居て、本当にありがたいです。このような経験談は、実際にやってみて失敗した人しか知らないわけですから(知識としては知っていても、どの程度の失敗なのかは、経験した人しか分からないですから)、こういう話はよく参考にして最終的な決定はしたいと思います。



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