北海道の片田舎で

仕事の関係で北海道の片田舎に住む事になった内地の人です。こちらでの生活も10年を超え、中古住宅+リノベ工事により、我が家も手に入れました。

駄目人間達の憩いの場

今回はリノベーションの記事ではなく、駄目人間のお気楽日記となっています。今回、静岡にて土日の仕事がありましたが、今回の仕事は懇親会的な側面も強いため、通常の仕事が終わった後に、浜名湖の湖畔のホテルで全員宿泊(宴会)となりました。ここは、我々駄目人間達の定宿でもありまして、海外からの人間が居ても、このホテルに宿泊して温泉を楽しみながら親交を深める…な感じで使っています。


今回は日本人達だけの会でもあったのですが、温泉という場所は、現世の肩書きが何であれ、全ての人間を駄目人間化させる場所でありまして、普段は「先生」と呼ばれている人達であれ、一度温泉に入れば「ヴァァァ…えぇ湯やな~」な感じで、等しく駄目人間化するわけです。そして今回のブログ記事なのですが、勿論この温泉も我々駄目人間達にとって憩いの場ではありますが、世の中には更に洗練された駄目人間の憩いの場がありまして、それを紹介したいと思います。


ちなみにこの温泉宿、浜名湖からの日の出を楽しめる場所としても有名なホテルなのですが…。夜中まで飲んで騒いでいる我々駄目人間達は、今回「も」誰も日の出を見る事が出来ませんでした。


起きた時には、この通り。既に太陽は昇っています(笑)。


北海道の片田舎に住んでいる私が、この会に参加するためには、中部セントレア空港を利用する訳ですが、この空港にはとんでもない罠が仕掛けられている事でも有名です。類似した罠は、成田空港にもあるのですが、このセントレア空港の罠は非常に強力でして、私を含む駄目人間達の心を鷲掴みにしているわけです。その罠というのは、成田空港の場合ですと、海外出張の長期フライトの後、熱いシャワーを浴びてから帰れる…という至福の時を過ごせるシャワールームがありまして…。そしてこのセントレア空港には、本物の温泉があります。


しかもこのセントレア空港の温泉、飛行機待ち、もしくは到着客を想定しているため、入浴料にタオルセットが最初からついています。とはいえ、その分お値段も通常のスーパー銭湯よりも高めの約1000円。そして、この強気の値段が一つの理由なのかもしれませんが、子供がほとんど居ないため、ノンビリ静かに温泉を堪能することが出来ます。特に午前中にこの温泉に行こうものなら、温泉の中は我々駄目人間達の憩いの場と化しており、駄目親父達が温泉につかりながら、飛行機が飛んでいく様子を眺めている様を見る事間違いなしです。


更にこの温泉、値段が値段なため、設備はかなりしっかりしています。足の裏と腰の部分、計四箇所に強力な水流を当ててくれる寝湯浴槽が完備していますし、勿論サウナも完備です。しかも、我々駄目人間達にしてみると、そこに移動する事さえ億劫なため(メインの風呂に入って、ボーッと飛行機を見ているだけで十分なのです)、これら素晴らしい設備は、ほぼ空いていまして…まさに駄目人間達にとっては、至福の時が過ごせるようになっている素敵な場所だったりします。


私にとっても、ここは大好きな場所ですから、今回も少し早目に空港に到着し、早速「風(フー)の湯」(←一応、これが正式名所なのですが、「フーの湯」という名前からして、駄目人間の憩いの場にふさわしい名前になっています。)に突撃。今回もいつもと同様に午前中に入浴ですから、客は全て駄目人間達ばかり。そしてこれもいつもどおり、皆さん飛行機が飛ぶ姿をボーッと温泉につかりながら見ています。


ただ今回は珍しい事が起きました。私はここの寝湯浴槽が大好きなので、早速そこでボーッとしていた訳ですが、お隣の駄目人間さんから話かけられました。おそらく同属の匂いを敏感に嗅ぎ取ったのだと思います。


「いやぁ、ここの湯は本当にいつもいいですな~。そちらはこれから飛行機ですか?」


「えぇ、これから北海道に飛びますわ。私もここ大好きでよく利用していましてね…。そちらは到着ですか?」


「えぇ、やっぱり到着して温泉というのは、至福の時ですな~。しかも出張帰りで女房子供が居ないのが急かされなくて、またいい!」


「ははは…いやいや、よく分かりますわ。」


…まさに阿吽の呼吸、駄目人間同士の会話です(笑)。しかしながら、この人も外ではキリッと背広を着て、飛び回っているサラリーマンのようですし、温泉の中だけでもノンビリしたいという気持ちは痛いほど分かります。という事で、世の女性の皆様には、偶にはノンビリしたいという我々駄目人間達の気持ちも、少し考慮してもらえたらな…と思うわけです(笑)。


ちなみに、私は温泉から出た後は、直に出発ロビーに向いましたが、会話をしたサラリーマンの方は、更なる駄目人間道を究めるべく、生ビールを注文していました(笑)。いずれにせよ、温泉というものは我々日本人にとって(実は海外からのお客さんでも、日本の温泉に入りますと、等しく駄目人間化するのですが…)、至福の時であり、憩いの場でもある事は間違いないようです。


ということで、リノベーションをする時のお風呂の選択は、やはり大事ですね(笑)。




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